デクスハイマー家は、アルツァイの近くの丘陵地帯でワイン造りをするまったくの個人生産者です。畑はハイマースハイムを中心に6.27haを所有し、栽培している葡萄品種は、バッフス、ミュラー・トゥルガウ、フクセルレーベなど多種にわたっています。60~70%が甘口、残りがやや辛口と辛口仕立てになっています。甘口はタンクで保存すると品質が悪くなるので、リッターボトルで保存し、必要に応じて小瓶に移し替えます。ボトリングラインは、所有せず、衛生管理の行き届いた専門の会社に依頼し、コストも抑えることに成功しています。アウスレーゼ以上のハイクラスのワインに見るべきものがあります。デクスハイマー氏は「ねらって造るから、これだけハイクラスのワインがたくさん出来る。他の人が摘み取り終わった後も粘り強く待っている。それも結構神経が疲れるものだ。」と、おっしゃっていました。