グリューバーは、ニーダーエスタライヒ州のワイン産地で国際的認知も高いヴァインフィアテル地区におけるパイオニア的存在で、ローシッツで1814年より農業を営み、1950年代に本格的にブドウ栽培とワイン醸造をスタートさせた家族経営のワイナリーです。2001年よりグリューバー家の長男エワルドがワイン醸造責任者として引き継いだ後、妹マリアと弟クリスチャンが参画し、現在は3名が協力しオーガニック認証を受けた自然環境に優しい、フルーティーでエレガントなワイン造りを実践しています。ワイナリーが位置するローシッツは、ヴァインフィアテル地区の中でも個性的で優良な土壌を持っており、レス土壌やローム、花崗岩や黒土土壌で形成されています。昼夜の温度差も大きく、年中吹く北風があり冷涼な気候です。グリューバーが所有する畑は、250-320mの標高に80ha、主にローシッツ周辺の150区画で構成され、それぞれ丁寧に管理されています(一部の畑は、他の栽培農家と共同で管理)。2013年よりオーガニックへ転換し、2016年に認証を受けました。当初ワインは(所有する3haの畑から)自家消費用(と地元消費用)として造っていましたが、1950年代に本格的にワイン生産を始め、現オーナーのエワルドJr.の父(エワルド)が近代的かつ最新設備を備えたセラーを新設。エワルドJr.は、ワイン醸造の修士も取り、オーストラリア・NZのワイナリーで多くの経験を積んだ後、2001年から当ワイナリーの醸造責任者を担当しています。妹のマリアは、マーケティングやコマーシャル担当として、弟のクリスチャンは、栽培家として常に量より質をモットーに高品質のブドウ栽培に情熱を注ぎます。そして情熱家の父エワルドも、2012年に引退していますが、現在もクリスチャンとともにブドウ畑の管理をしています。