2002年、ヴィルヘン・デル・ガリルはスペイン北西部、ガリシア州にある「エントマ」という名前の小さな村に設立されました。シル川とガリル川の合流地点近くにあるこの村には”巡礼の道”が通り、D.O.ヴァルデオラスの一部となっています。自社畑は20ha、ガリル川近く標高700m以上の傾斜地に位置しています。「Virgen・ヴィルヘン」の名前の由来は「Virgin・ヴァージン=聖母マリア」を意味しており、その昔、聖母マリアがワイン畑や周辺の川など村周辺を病害から守ったという伝説から、敬意を表する意味合いで名付けられました。現在もこの教会からヴィルヘン・デル・ガリルのぶどうが育つ急勾配の畑を常に見守っています。
「黄金の谷」(バル・デ・オロ)という意味を持つヴァルデオラスは、「ゴデーリョ」発祥の地と言われており、スペイン北西部ガリシア州にあります。大陸性気候の影響を受け、夏には高温になり乾燥しています。さらにミネラルを含んだ土壌で、主な品種である「ゴデーリョ」や「メンシア」の成熟に最適です。90年代以降は高品質ワインの生産が盛んになり、高い評価を獲得している地域です。
ブルゴーニュ地方にあるピラミッド型の格付けを模範にぶどう栽培の区画を明確にし、テロワールを生かしたワイン造りを行っております。全てゴデーリョとメンシア種を用いており、異なる栽培区画と醸造により生まれるワインを3つのクラスに分けています。