中心地ダロカから10km、シローカ川のほとりにある住民76人の小さな村ムレロの "フィンカ・ラ・モラティーナ"と呼ばれる地所。所有畑はおよそ100haで、ほとんどがガルナッチャの古木畑で占められます。ワイナリーは華美なデザインとは無縁の、シンプルで機能性を重視した質実剛健な建物。ワイナリー、ブドウ畑、そしてワインからも、“本当に価値あるもの”に真摯に向き合おうとする精神が感じられます。建物にはアラゴン地方特産の建築資材が使用され、硬いレンガ、セラミックの炻器(せつき)、天然大理石による石膏造りの天井や、繊細なアラバスター装飾が見事です。石造りのエントランスは、アラゴン地方の農家の伝統的なスタイルを踏襲しています。
アラゴンの宝、オールド・ガルナッチャの奇跡の復活!
アラゴン地方発祥と伝えられるブドウ、ガルナッチャ・ティンタ。ボデガ・ソモス・ガルナッチャでは、所有畑の多様なテロワールによって魔法のように変幻自在なワインが産み出されています。地元の文化と伝統、そしてブドウ畑を愛するワインのプロフェッショナルたちが結集し、過去の遺産として失われようとしていたオールド・ガルナッチャの畑を復活させたのが、このワイナリーの始まりです。化学肥料、殺虫剤および除草剤を一切使わず、環境に優しい伝統的な減農薬栽培から生まれるワインは、まさに唯一無二の個性を誇ります。