16の老舗ワイナリーがタッグを組んで誕生した協同組合
カステル・ドールは、2006年、エル・ペネデス、ラ・コンカ・デ・バルベーラ、プリオラート、タラゴナ、モンサンという異なるワイン生産地域にあるワイナリーが共同組合としてスタートさせた会社です。100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリーが力を合わせ、ワイン、カヴァ、オイルの製造、包装、流通のプロセスに関する知識を共有し、製品の品質を向上させることで世界市場でのブランドの認知度を高め、名声を獲得することを目指したのです。
地元密着型&高い技術力
ワイン製造における地元職人の技と地元の風土への敬意、個性的なワインを目指す栽培農家の努力、ワイン醸造家の高レベルな技術や知識が結びつき、最先端の設備も導入された結果、カステル・ドールはスペイン内外の市場において、ワインとカヴァのリーディング・カンパニーの一つに数えられるようになりました。
チャレ・ロ、マカベオ、パレリャーダ、シャルドネ、トレパット、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ウル・デ・リェブレ(=テンプラニーリョ)、ガルナッチャ・ネグラ、カリニェーナなど多岐にわたるブドウ品種を栽培。協同組合の所有畑は約5500万kgのブドウを生産し、カステル・ドール社は約1500万本のカヴァと600万本のワインの醸造販売する能力があります。
『カヴァ』の熟成
普通のカヴァは最低9ヶ月以上熟成させなくてはいけません。レセルバと表示のあるものは15ヶ月以上、さらにグランレゼルバと表示のあるカヴァは30ヶ月以上熟成させなくてはいけないのです。長期熟成させたカヴァは、まず泡立ちがきめ細やかになります。そして強い酵母の香りやトースト香など複雑な風味で、厚みのある味わいとなるのです。ただ単に長く熟成させれば良いカヴァになるというわけではなく、収穫したぶどうにポテンシャルの高さが必要なことが第一条件です。