品質対価格に優れたサステナブルワインの造り手
1999年、品質対価格に優れたワインを造ることを目標に、スペイン ラ・マンチャ地方のウクレスに設立。マスター・オブ・ワインのサム・ハロップ氏をワインメイキングディレクターに迎え、標高700メートル以上の乾燥した大陸性気候下で、豊富な日照量と大きな寒暖差を生かしたサステナブルなワイン造りを行っています。ブドウは環境にやさしい有機栽培で育てられ、ビオロジック認証を取得。栽培から醸造の全工程で動物性の物質を一切使用しない「ヴィーガン認証」も取得しています。各ブランドやそれぞれのブドウ栽培方法に合わせて最適化された最新設備を備え、安定したクオリティと高い品質基準を保つため、BRCやIFSなどの国際食品安全規格を上位レベルでクリアしています。2016年6月には"気候保護のためのワイナリー連盟(Wineries for Climate Protection) "の創設メンバーとなり、2023年1月にはスペインのワイナリーで初めて "気候保護のためのサステナブルワイナリー(Sustainable Wineries for Climate Protection)"の認証を受けました。
ワインメイキングディレクター サム・ハロップMW
2003年にワイン業界でも最難関資格の一つとされるマスター・オブ・ワイン(MW)の試験に最優秀成績で一発合格し、当時31歳という若さで最年少MWとなったサム・ハロップ氏。世界最大規模のワインコンペティション”IWC”(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の共同議長を歴任(2006-2016)し、2013年には英ドリンク・ビジネス誌により、世界で最も影響力のあるワインコンサルタント10 人の1 人に選ばれました。ボデガス・イ・ビニェードス・フォンタナではワインメイキングディレクターとして醸造チームを統率し、ブレンディングなど醸造に関する方針決定の中核を担っています。また、フォンタナ社の親会社であるペニンシュラ・ワインズの共同オーナーでもあり、彼の多岐にわたる活動の中で最も力を入れるプロジェクトのひとつとなっています。手に取りやすい価格帯ながら、品質の高さが光る味わいは彼の類まれなる才能の賜物です。
オーガニック、サステナブルの取り組み
ワイナリーはカスティーリャ中央部の最北、最も標高の高い地域のひとつであるウクレスに位置します(標高700-900メートル)。自社畑420haと契約畑600haを合わせた計1,000ha以上の広大なブドウ畑を管理することで、卓越した品質と価格の安定を実現しています。乾燥した大陸性気候で、夜は涼しく生育サイクルが長いため、スペイン北部の特徴であるピュアさとフレッシュさ、南部の特徴である力強い果実味とシルキーなタンニンの両方がワインにもたらされます。ワイナリーは、樹齢100年以上を誇る数百本のオークの樹や鳥類の保護区域、土壌中に生息する微生物を含め、ひとつの生態系として管理されています。ブドウは100%オーガニックかつサステナブルな方法で栽培され、殺虫剤は使用せず、肥料は有機肥料のみを使用、雑草管理は表面を軽く耕起するのみに留めています。さらに、持続可能な水の利用やボトルの軽量化などにも取り組んでいます。"気候保護のためのワイナリー連盟(Wineries for Climate Protection) "の創設メンバーであり、サステナブルなプロジェクトを実施する主要な販売企業とも協業しています。
ブランド名の「オベハ」はスペイン語でヒツジを意味します。ヒツジはフォンタナ社にとってサステナビリティを象徴する動物であるため、ブランド名にも表ラベルにも大きく採用されています。