厳選された葡萄とワインだけが、マス・デ・モニストロルとして出荷されます
モニストロルとは、とても小さな修道院に由来しています。バルセロナから東へ約60km、高速道路を利用して約1時間のところにマス・デ・モニストロルのワイナリーはあります。このエリアには700年間活動してきた修道院があり、その修道僧が各地に修道院を建設し、葡萄を造り始めました。9世紀のことです。宗教改革を機にマルケス・デ・モニストロルの所有となりました。葡萄は全て300の契約農家から買っており、長期間に渡って契約を結んでいます。4人のアグロノミスト(農学者)が契約農家を訪問し、指導しています。収穫は全て手摘みで行います。また、セラーにはエノロゴが2人いて、世界基準の認定を受けたラボがあります。醸造責任者は、マス・デ・モニストロルに25年勤務しているアントニオ・オリベで、全ての行程を見守り、ブレンドの決定も行っています。ちなみに彼の父もカヴァの醸造家でした。カヴァ熟成用のセラーは地下30mで、フロアーが4階あります。1700万本のカヴァが保存され、その内プレミアム・キュヴェが500万本ストックされています。瓶熟は最低12ヶ月間、その間に2回ポジションを変え、3回目は立てて寝かせます。温度管理はせず、自然の温度に任せています。マス・デ・モニストロルは、昔の古い畑からの葡萄で、しかも品質の良いものだけを使って造られます。その中で品質に満たないものはマルケス・デ・モニストロルにブレンドされ、さらに葡萄が良くても熟成が良くなければブレンドしてしまいます。生産量は、マス・デ・モニストロルが約70万本、マルケス・デ・モニストロルは約4000万本です。