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バラオンダ・カロ バラオンダ

スペイン南東部、イエクラの品質をリードする造り手による
お手頃価格の赤ワイン!

バラオンダ Barahonda

ワイナリーの歴史は1850年、ペドロ・カンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラーで造ったワインを少しずつ販売し始めたことに始まります。そして1925年、アントニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、自社畑でのワイン造りを始めます。次の代、アントニオ・カンデラ・ポベラ氏になると、ワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げます。販売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、今度は最新の醸造設備も設置されるようになるなど、近代化が進みました。4代目に引継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げてきた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションが起こります。ワインの魅力を“デザインも含めてアピールする”というものです。

こうした流れのなかで、2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに「バラオンダ社」が設立されました。「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最高の選果、最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」これがバラオンダの使命です。代々受け継がれたワイン造りへの情熱は、「バラオンダ」という形で新たな時代を迎えました。これは一家にとって大きな転換であり、それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。しかし、地ブドウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、新たな挑戦が始まりました。

四代目となるアルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリカへ留学し経営学を修めた後、マドリッドで経営コンサルティングの会社に就職。数々の企業の経営管理に携わるという経歴の持ち主。全ては将来、ワイナリーを継ぐための準備でした。幼い頃から家業のワイナリーは常に近い存在で、遊び場もワイナリー。よく手伝いもしたし、学生時代は学業そっちのけで毎年収穫を手伝っていたことから、常に「いつかは、兄と協力して父の跡を継ぐもの」だと考えていました。そして、兄が醸造学の道に進んだのを見て(現在、バラオンダの醸造長を務める)、自分は営業か経営をやりたいと思いました。アメリカでの経験を経て1994年、父から「そろそろ修行は終わり。戻って来い。」とのお達しがあり、いよいよ実家のワイナリーに戻ります。

しかし、実家に戻ってみると「バルク販売しかしていない」という実情を目の当たりにします。当時、モナストレル種という品種はスペインでは全く知名度がなく、補助品種の一つとして大手生産者のワインに色やボディを足すために使われていたのです。アルフレドはこの状況を嘆き、そして考えます。それから6年後、実家での経験を積んだ彼は、兄に「モナストレル主体で自社元詰めのクオリティワインを造ろう!」と提案しました。これが2004年、兄弟で立ち上げた新しいプロジェクト、品質ワインをポリシーとする「バラオンダ」誕生の動機です。

バラオンダ・カロ

スペインワイン|バラオンダ・カロ 2021
赤ワイン ミディアムボディー

当店通常販売価格 ¥ 1,450 税込
  • スペインワイン
  • 赤ワイン・ミディアムボディー
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在庫数 1
ワイン情報
■タイプ
■ボディー やや重
■産地 スペイン ムルシア (Spain)
■等級 イエクラD.O.
■ぶどう品種 モナストレル100%
■生産者 バラオンダ
■熟成・醸造 ステンレスタンク醗酵(MFL有) ステンレスタンク熟成
■アルコール度数 14.0%
麦ちゃん ワインブティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
2014年ヴィンテージコメント (2017年10月28日試飲)

プラムのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、黒糖、ナツメグ・シナモン・胡椒などのスパイス香、大地のイメージ、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中にスパイシーな風味を伴ったジャミーで濃縮感ある果実味が豊かに広がります。アルコールを強めに感じ膨らみがあり、程よい酸とミネラルを備え、骨格のしっかりした骨太の味わいです。タンニンは強く収縮感があり、未だ荒らしい印象を受けますが尖ったところはありません。余韻はやや長く、果実の旨味と共に、苦味と収斂性がやや強めに残ります。凝縮感あるジャミーな果実味が強いスパイスの風味と共に豊かに広がり、力強く骨太で収縮感ありますが、意外にスムーズで心地よく均整のとれた1本です。

麦ちゃん評価 3.85+~3.9点

※麦ちゃん評価とは?