D.O.アルマンサは、内陸部の中で最も地中海寄りに位置しており、フミーリャ、アリカンテ、バレンシアに隣接しています。そのため、気候は大陸性の影響を受ける地中海性気候です。ボデガス・アタラヤは、アルマンサの街から北に3kmの場所に位置します。 アタラヤとは、ワイナリーのある場所の名前で、「監視の塔」という意味です。ワインメーカーは、フランク・ゴンザレス氏です。畑は100haあり、3ヶ所に分かれていて、海抜は800~1,000mです。日差しは強いのですが、涼しい環境です。樹齢は、60~70年です。樹齢よりも標高が高いことの方が大切で、涼しい気温により葡萄がゆっくり熟成出来るからです。樹と樹が離れているため、斜面の向きに関係なく、日は満遍なく当たります。土壌は白亜質で、石灰岩の多い畑です。フミーリャに比べて粘土も混じっています。畑の管理は、ぺぺ・サイフ氏が行っていて、彼は他の全てのことにも関わっています。生まれも育ちも生粋のアルマンサ人です。 ガルナッチャ ティントレラは、スペインではアルマンサでしか見られない土着品種です。ガルナッチャの別名ではなく、全くの別物で、ガルナッチャとプティ・ブーシェの交配種です。ガルナッチャよりもゆっくりと熟成するため、味わいに深みのある葡萄となります。畑を買った当初は、メルロやカベルネ ソーヴィニヨン、テンプラニーリョも植えられていましたが、全てガルナッチャ・ティントレアに接木しました。