生産量の少ない僅か12haの畑から生まれる希少ワイン
13世紀の頃から葡萄栽培をしていたアルデボル家でしたが、しばらくは葡萄栽培を休止していました。しかしプリオラートの地が見直されるようになった1995年よりアルベルト
とジョセ ップのアルデボル兄弟と友人のロセル・ガルゼランによって再び葡萄栽培を始めたのです。彼らはプリオラートという素晴らしい産地で家族経営だからこそ出来る理想
のワインを造ろう と決心したのです。
プリオラートの土壌は、もともと岩から生じたもので粘板岩が多く含まれています。葡萄の根はこの粘板岩を縫うように深く伸びていき、ミネラル分が豊富に得られるのです。
アルデボルは合わせて12haの畑しか所有していませんが、収穫量を16hl/haに制限しています。畑の作業はビオロジックが基本で、除草剤、殺虫剤、化学肥料は一
切使用しません。ワイン 造りでは、長時間のマセラシオンを行い、やさしくプレスして、軽くローストしたきめの細かいフレンチオークで熟成します。これらの過程は全て、ワインの
純粋で自然な風味を際立た せるもので、樽のフレーバーが強すぎないようにしています。