南アフリカワイン｜スピアー シャルドネ 2022 白ワイン 辛口

南アフリカの銘醸地ステレンボッシュで自然派農法を実践する生産者

1962年ドイツ人移民によって設立された歴史ある醸造所です。現在、自社畑と契約農家の畑を合わせて560haの葡萄からワイン造りを行っています。内、自社畑は170ha ですが、いずれの畑でも自然派農法を取り入れて（サスレーナブル農法、ヴィオディナミなど）、テロワールにこだわった葡萄栽培を行っています。特にビオ・ディナミに力を入れており、300haの畑ですでに実施してます。また、収穫は手摘み、選別も手作業で行い、収穫された葡萄の約10％は廃棄されます。醸造は伝統的な技術と最新のシステムを融合させ、ステレンボッシュの魅力を最大限に表現したワインを産み出しています。今日では年間90万c/sを上回る大規模生産者となりましたが、栽培・醸造に取り組む姿勢は不変で、手間隙を惜しまず、丁寧な作業が行われています。

2017年 4月　南アフリカ訪問　醸造家のハディットさん記念撮影。(左)
マーケティングの責任者　ヘンリー・エッタさんと記念撮影。(中央)
ビオ・ディナミの畑。(右)

スピアー　訪問記はこちら　2017.4.2

2015年ヴィンテージコメント （2016年4月30日試飲）

ピーチ、洋ナシなどを思わせる果実香、白い花、蜂蜜香、シロップ、僅かにカラメル香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にフレッシュでチャーミングな果実の旨味が広 がります。膨らみがあり、ふくよかで、比較的豊かで綺麗な酸を感じ、爽やかでクリーンな味わいです。余韻は中庸で、やや苦味の要素が後味に残ります。フレッシュでチャーミングな 果実味が広がる、爽やかでクリーンな印象の心地良いヴィンテージです。

麦ちゃん評価 3.8＋点

2014年ヴィンテージコメント （2016年1月21日試飲）

黄桃、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、シロップ、カラメル香、僅かに燻し香、木質香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中に香りから想像するような程よく熟した 印象の果実味と蜂蜜を思わせる旨味が広がります。ほんのり感じる樽の風味が心地よく、適度な酸とミネラルを備え、メリハリある味わいです。余韻は中庸で、程よい膨らみがあり、旨 味豊かに広がります。後味に僅かですが苦味の要素が残ります。ほんのりとした樽の風味と程よく熟した果実味、蜂蜜を思わせる旨味が心地よく広がるバランス良くまとまったシャルド ネです。

麦ちゃん評価 3.85＋点

2011年ヴィンテージコメント

メロン、洋ナシを思わせる果実香、ヴァニラ香、ミルキーな風味、僅かに樽熟成から由来する木質香、ミネラルなどを感じます。口の中に比較的豊かな酸を伴った優しい果実味が広がり ます。爽やかな印象も受けますが、適度なボディーがあり、骨格のはっきりした味わいです。果実の旨味と共に樽熟成から由来するカラメルのような風味が僅かに広がります。非常にバ ランス良くまとまった心地よい味わいです。余韻は中庸で、後味にも優しい果実の旨味が残る印象です。爽やかで、しかも適度な膨らみがあるバランス良くまとまった心地よいヴィンテ ージと言えます。

麦ちゃん評価 3.8～3.85点

※麦ちゃん評価とは？