コンスタンシア・グレン CONSTANTIA GLEN
2000年設立。1685年南アフリカで最初にブドウ栽培が始まったコンスタンシア地区にある「グレン」とは、「谷」を意味します。冷たい大西洋に囲まれ冷涼で、比較的降水量も多い地区。冷涼コンスタンシア地区のボルドー品種を使った優等生的な生産者のコンスタンシア・グレン。冷涼気候によりブドウはゆっくりと成長。一粒ずつの厳選なブドウ選果とポンプを使わないグラヴィ ティ・システムを採用しています。白も赤もフレッシュで豊かな酸味、しっかりした骨格とボディ、洗練されたエレガントで美しいワインを生み出しています。同社ワインのキーワードは、「エレガンス、フィネス(洗練された)、バランス、コンプ レックス(複雑味)」です。コンスタンシア・グレンは、コンスタンシア地区の中でも収穫が一番遅く、周辺の生産者より10日間程遅く、それだけブドウのハンギングタイムが長い=凝縮した上質なブドウを収穫できるのは大きなアドバンテージです。また、コンスタンシア・グレンのある場所は、北のテーブルマウンテンと南のコンスタンシア山脈の間に挟まれたコンスタンシア・ネックと呼ばれる少し凹んだ所にあります。それにより、2~4月にかけての夏の夕方の西側からの日差しが、周辺地域の生産者より1時間長く照らすため(日没が1時間遅い)に暖かい斜面も持っており、冷涼気候で白ブドウが盛んな地域にありながら、ボルドー赤品種も沢山植えられています。畑の斜面は、北から東を向いており、土壌は花崗岩と砂岩で、ワインにミネラルを与えています。また、その土壌の下には、粘土が広がり、土壌の水分も維持しており、畑では、エコロジーを意識し、自然な農法を実施しています。
2019年 2月 南アフリカ訪問 オーナーのホースト・プラダー氏と
ワインメーカーのジャスティン・ヴァン・ウィク氏記念撮影(左)
小高い丘にある立地のおかげで葡萄が完熟する時期に他より約一時間ほど長く日照を得ることが出来
また、南東から吹く強い風が様々な病気から畑を守ってくれます。(右)