2004年に設立された古樹のブドウ木にこだわりを持つワイナリーです。愛犬に囲まれて、ワインメーカーのイアン・ノウデ氏は情熱を捧げ、理想的なワインの探求を行っています。彼は30年以上世界中のワイン産業の変遷を見て来ましたが、彼は南アフリカの多様性を愛し、特に最近注目されている古いブドウ木に勝るものが無く、それが彼が探し求めていたものだと結論付けました。最小限の介入の哲学と共に、それは個性やアイデアを課す醸造ではなくではなく、ブドウと会話することだと彼は言います。南アフリカでは何処よりも理想的にその土地に合ったワインを造ることが出来るのです。

イアン・ノウデの哲学

ローザ・クルーガーとアンドレ・モルゲンサルの傑出した仕事のおかげで、私たちの国の最も素晴らしい古樹のブドウ木でワイン造りが出来ることを感謝します。ローザとアンドレは、これらのブドウ畑を維持することに精力的で、彼らの成果は南アフリカの最近の歴史の中で大きな成功例です。私は彼らのオールド・ヴァイン・プロジェクト(Old Vine Project)のメンバーであることを誇りに思っています。「オールド・ヴァインズ(古いブドウ木)」や「ヘリテージ・ヴィンヤード(古くからのブドウ畑)の資格を得るには、樹齢35年以上である必要があります。これらのブドウは、若いブドウ園よりも果実が少なく、私の古いブドウ畑のほとんどは、1ヘクタール当たり3～7トンの収穫量です。これは土壌、栽培品種、ぶどう畑の年齢、乾草地または潅漑地などによります。シュナン・ブランとセミヨンは、1ヘクタール当たり3トンから5トンの範囲にあるのに対し、サンソーは旺盛なブドウ品種で、1ヘクタールあたり約6トンを目標にしています。これらのブドウ畑のモニタリングは非常に重要です。ブドウ畑を健全かつバランスのとれた状態に保つためには、地域とそのテロワールも理解しなければなりません。それは挑戦的で時間がかかりますが、非常に見返りも大きいのです。私の目指すととこは出来る限り手をかけないことです。最小限の干渉とよく言われますが、それはスポット的です。私たちはブドウ畑のテロワール、スタイルと場所をワインで表現しようとしています。言い換えれば、私たちは「特定の生態系の液体写真を撮り、それをボトルに詰めるている」ということなのです。