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クライン・コンスタンシア
ソーヴィニョン・ブラン クライン・コンスタンシア

南アフリカワインの発祥の地「コンスタンシア」の中でも
330年以上の歴史ある老舗ワイナリーによるソーヴィニョン・ブラン

柑橘系の果実味がハーブや青草のイメージを伴って豊かに広がります。

爽やかですがしっかりした骨格を備え
後味に残る収斂性が心地よく感じられるヴィンテージです。

麦ちゃん評価

4.1点

クライン・コンスタンシア Klein Constantia

コンスタンシア・エステートの歴史は、1685年まで遡ります。これは南アフリカでワインが造られた歴史とほぼ同時期で、ワイン造りの歴史の始まりの場所とも言えます。当時 、エステートは渓谷ひとつ分におよぶ面積の土地を所有し、質の良いワインを生み続け、以降、ナポレオンがサント・ヘレナ島に亡命中には、毎日コンスタンシアのワインを楽し んでいたそうです。その後何代も買収や継承を繰り返し、ジョースト・ファミリーの、ダッジー・ジョーストが買収します。特に、18、19世紀に人々に愛された神話的な知名度を 築き上げた甘口ワイン、”ヴァン・ド・コンスタンス”の再生は広く称賛されました。その後もジョースト・ファミリーによって約20年に渡り、様々な賞を取り続け、2012年よりフ ランス、ボルドーのCh.AngelusとCh.Cos d'Estournelの元オーナーのジョイントベンチャー、Anwilka Vineyardsと合併し、更なる飛躍を遂 げています。白桃などの果実味豊かな香りが立ち込め、長く続くアフターには土壌由来のミネラリティを感じることができます。

クライン・コンスタンシア
ソーヴィニョン・ブラン

柑橘系の果実味がハーブや青草のイメージを伴って
豊かに広がり、爽やかですがしっかりした骨格を備え
後味に残る収斂性が心地よく感じられるヴィンテージ
南アフリカワイン|クライン・コンスタンシア ソーヴィニョン・ブラン 2017 白ワイン 辛口

  • 南アフリカ
  • 白ワイン辛口
  • 麦ちゃん評価4.1点
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ワイン情報
■タイプ 白 辛口 (White Wine)
■産地 南アフリカ W.O.コンスタンシア (South Africa)
■ぶどう品種 ソーヴィニョン・ブラン 100% (Sauvignon Blanc)
■生産者 クライン・コンスタンシア
■アルコール度数 13.5%
麦ちゃん ワインブ

ティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
2017年ヴィンテージコメント (2020年8月13日試飲)

グレープフルーツ、レモンなどを思わせる果実香、ハーブ、青草ののヒント、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にフレッシュな果実味が香り から想像するようなハーブや青草のイメージを伴って豊かに広がります。比較的豊かで綺麗な酸とミネラルに富み、爽やかでメリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。余 韻はやや長く、果実の旨味と共に苦味と収斂性を後味にやや強めに感じます。柑橘系の果実味がハーブや青草のイメージを伴って豊かに広がり、爽やかですがしっかりした 骨格を備え、後味に残る収斂性が心地よく感じられるヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.1点
2015年ヴィンテージコメント (2017年3月8日試飲)

グレープフルーツ、レモンなどの柑橘系やピーチなどを思わせる果実香、青草・ハーブなどの清々しいイメージ、石灰質を感じるミネラルなどが香ります 。口の中に香りから想像するような柑橘系のフレッシュな果実の旨味が豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、透明感があり、クリーンで爽やかな味わいです。 旨味の要素はたっぷり豊かに膨らみ、余韻はやや長く、果実の旨みと共に、後味に心地よい苦味の要素が残ります。フレッシュで清々しく綺麗な味わいですが、柑橘系の果 実の旨みがたっぷり広がり、膨らみがあり余韻も長い、良質なソーヴィニョン・ブランです。

麦ちゃん評価 4.05点

※麦ちゃん評価とは?



南アフリカのワインの凄さの要因

穏やかな地中海性気候の下、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれた南アフリカ・ケープタウン周辺では、350年も前から伝統的に高品 質なワインを造り続けてきました。
歴史的には、カリフォルニアやオーストラリアなどの国々より100年以上も早いのです。
しかし高品質なワインが造られるようになったのは1990年代前半にアパルトヘイトが終わってからとなります。アパルトヘイトが終わり、国際市場の中で自由に貿易ができる ようになった南アフリカワインは、約600のワイナリーが存在し、数多くの高品質なワインを生産しています。
最近では国際的なワイン大会で数多くの賞を受賞し、世界中のワイン専門家達にも絶賛されている最も注目されている国の一つです。
また、ブドウ畑の景色の美しさは世界一と言われ、訪れる人を魅了しています。

南アフリカ・ケープタウン周辺では、あまり農薬を使用しなくても良いほど、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれています。それは、豊かな太陽の恵みと、強い風が様々な病気や 害虫を寄せつけないからです。収穫時期( 2月~3月)には、ほとんど全く雨が降りません。一般的には、防カビ剤を必要な時に散布する程度で、防虫剤や除草剤などを 使用しないワイナリーが多いのです。
具体的には、例えば、防虫剤を使用せずに、畑にアヒルやホロホロ鳥を放し飼いにしていたり、化学肥料の代わりに鶏糞や有機肥料を使用しています。また、除草剤の代わ りにブドウ畑に麦を植えて雑草が生えないようにしているなど、環境に配慮した栽培を行っています。そして収穫は丁寧に手摘みされています。
また、政府による厳しい環境基準(IPW:環境に優しいワイン生産プログラムのガイドライン)が設けられており(世界でも最も厳しい基準の国の一つで、欧米やオーストラリ アなどの国々が見学に訪れています)、減農薬・酸化防止剤微量使用、リサイクルの徹底など、環境的にも人体的にも健康的なワイン造りが行なわれています。
酸化防止剤の使用量の許可基準については、ドイツ( 300mg/L以下)やフランス(350~ 400mg/L以下)などのヨーロッパの国々に比べても使用制限量が 一番低く設定されています (南アフリカでは250mg/L以下)。保存料(ソルビン酸)なども使用されていません。
収穫量も大抵のワイナリーは平均5~8トン/ヘクタール前後で生産量を抑えながら、むしろより良質なブドウを栽培することに努めています。このように南アフリカでは、生産 者ができる限りの自然な方法で丁寧にブドウを栽培しています。