南アフリカ屈指のクール・クライメイトから生まれる秘宝
英国出身の元シェフ、リチャード・カーショウMWによって2012年1月に設立された南アフリカを代表するブティックワイナリーです。蔵を構えるケープ・サウス・コースト地域に属するエルギン・ヴァレーは標高が高く、海に近いことから、冷たい霧・風の影響を受け一日を通して冷涼で日較差が大きな産地として知られています。リチャード・カーショウ・ワインズはこの地の気候に最も適すると考えられるシャルドネ、シラー、ピノ・ノワールの栽培に注力しワイン造りを行っています。醸造面ではテロワールの特性を最大限に引き出す為、人的介入を極力控えた手法が用いられ、天然酵母だけを利用し、何も添加せず自然発酵を促します。こうして生み出されるカーショウ氏のワインは、2012年のファーストヴィンテージから高い評価を獲得し注目を集めています。
マスター・オブ・ワインが生み出すワインとは
2011年、南アフリカで最初のマスター・オブ・ワイン(MW)となったリチャード・カーショウ氏(イギリス出身)。母国では料理人としての経験も持ち、その後ワイン商に転身。ワインへの強い興味から次第にマスター・オブ・ワインの道を目指すことになります。この頃には既に世界各国のワイン産地をまわり、ワイン造りにも携わるようになっていました。そして1999年、南アフリカへ移り住み本格的にワイン造りという新たな道を歩み出しました。南アフリカでは大手ワイナリーの醸造責任者にまで昇りつめたリチャードですが、MWとなった翌2012年、集大成とも言える自身のワイナリー「リチャード・カーショウ・ワインズ」を設立。エルギンの魅力を最大限に引き出した最高水準のワインを生み出すべく、畑では地質調査を行い、地形・土壌毎に畑を細かく区画しそれぞれの微小気候、地勢の特徴に合わせた最適なクローンを厳選し栽培を開始しました。緻密なまでのブドウ栽培、ワイン造りは正に超越した経験と知識を持つMWらしい、全てに妥協を許さない完璧を極めるものです。