300年の歴史を誇る名家、ミヤルスト家が1756年からワインを造り始めた南アフリカの代表的ワイナリーで、世界にもその名をとどろかすワイナリー「ミヤルスト/Meerlust」。
「ミヤルスト」とは、「海から吹く心地よい風」という意味。その名の通り、フォルスベイ(フォルス湾)から、このステレンボシュの土地に吹く風からその名が付けられました。
ここを代表するフラグシップは、「ルビコン/Rubicon」(ボルドーブレンド)。1967年、現在のオーナーの父であるニコ・マイバーグ氏がボルドーを訪れた時に、その土壌がミヤルストの畑に酷似していたためボルドーブレンドの開発を始めたのです。当時、南アフリカでは、そのようなブレンドスタイルは一般的ではなく様々な批判・中傷もあったようですが、1984年に最初のヴィンテージ「ルビコン1980」をリリースしました。すると、たちまちこの「ルビコン」という名は、品質の高さから話題になり、「ミヤルスト」の名を更に高めることになったのです。
「ルビコン」とは、ローマ時代、ジュリアス・シーザーが一大決心で渡ったイタリアにある川の名から来ています。当時の南アフリカにおいて、革命的なブレンドスタイルを作ったその決心が、シーザーの決心のようなものだったので、そこから命名されたのです。
ミヤルストでは、ルビコンだけでなく、ピノ・ノワール シャルドネ メルロの単一ブドウからも世界に通用するワインを提供しています。イギリスやフランスをはじめヨーロッパ各国、アメリカ、カナダにいたるまで、多くのワイン愛好家に親しまれています。