南アフリカワイン｜カノンコップ・ポールサウアー 2020
赤ワイン フルボディー

2019年ヴィンテージコメント （2022年12月15日試飲）

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、ナッティーな風味、木質香、燻し香、鉱物を感じるミネラル、胡椒などのスパイス香、大地のイメージなどが豊かに香ります。口の中に濃縮した果実味が樽熟成から由来する風味を心地よく伴い豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、メリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。タンニンは強めですがシルキーで柔らかく荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味と共に心地よい複雑味が後味に残ります。豊潤で複雑な香り、濃縮感あるカシスをイメージする果実味、心地よく溶け込む樽熟成から由来する風味、強くハッキリした綺麗な酸、タンニンは強めですがシルキーで柔らかく、洗練されたスタイリッシュなボルドーブレンドの至高のワインです。

麦ちゃん評価 4.5＋～4.55点

2018年ヴィンテージコメント （2021年10月7日試飲）

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、ヴァニラ香、ナッティーな風味、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、杉の葉をイメージする青味の要素、燻し香、木質香、大地のニュアンスなど複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮した果実味が、樽熟成から由来する風味と心地よいグリーンテイスト、スパイスの風味を伴い豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、メリハリがありしっかりした骨格を感じます。タンニンは強めですがシルキーで柔らかく荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味と共に様々な複雑味が後味に残ります。豊潤で複雑で豊かな香り、凝縮感ある果実味、心地よく溶け込む樽熟成から由来する風味とスパイスの風味、豊かな酸を感じ、力強いけれど、シルキーで柔らかく、余韻の長い、洗練されたスタイルのメドックの上級ワインに匹敵する1本です。

麦ちゃん評価 4.5点

2018年ヴィンテージ輸入元コメント

フレッシュなハーブ、土、鉛筆の芯、スパイス、カシス、プラムなど黒系赤系果実、タバコなど豊かで複雑な香り。フレッシュで豊かな酸、ピュアで濃厚な果実味、リッチでなめらか。洗練された細やかで美しい渋みと引き締まったボディ。果実とオークの風味がうまく融合していて、酸味、ボディ、渋み、余韻、全ての要素が最高レベルでバランス良く調和している。余韻は深く長く、洗練されたクラシックでエレガントなワインに仕上がっている。中盤から最後にかけて赤や黒の果実の風味やミントの香り、肉々しい風味が広がり、また味わいは何層にも重なってくる。カノンコップは、豊かな果実味とボディを持ちながら、このしっかりとした酸がワインを引き締め、味わいも決して重くなく、なめらかで柔らかい口あたりなのが特徴で、バランス良いパーフェクトな作品。このワインを飲んだ後の余韻を感じる時、このワインの完成度の高さを実感できる。南アフリカを代表するトップレベルのボルドー・ブレンドの1本。文句なし！　　　　　　　　　　　　　　　　　

2017年ヴィンテージコメント （2020年9月30日試飲）

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、カカオの風味、ナッティーな風味、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、大地のイメージ、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮した果実味が樽熟成から由来する風味やスパイスの風味など香りから想像するような複雑味と見事に融合し豊かに広がります。比較的豊かな酸と程よいミネラルを感じ、しっかりした骨格を備えています。タンニンは強めですがシルキーで柔らかく荒々しいところはありません。力強く飲み応えありますが、あくまでも繊細でバランスよく洗練された印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に、様々な複雑味が後味に現れます。豊潤で複雑な香りに包まれ、その印象はフィニッシュまで続き、濃縮した果実味は様々な複雑味と見事に融合し、力強く飲み応えありますが、シルキーで柔らかく、今飲んで美味しく楽しめるヴィンテージです。メドックの格付けワインに匹敵する逸品です。

麦ちゃん評価 4.5点　ティム・アトキン評価　98点

2016年ヴィンテージコメント （2019年10月28日試飲）

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、ココナツミルク、カシューナッツ香、燻し香、木質香、胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮した果実味が香りから想像するような複雑味を伴って豊かに広がります。比較的強くハッキリした酸とミネラルに富み、骨太で力強くメリハリがあり、骨格のしっかりした味わいで、タンニンは強く収斂性がありますが、あくまでもシルキーです。力強く飲み応えありますが繊細で洗練された印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に後味に残る収縮感を心地よく感じます。凝縮感あり、力強く飲み応えありますが、豊潤で複雑味を備え、シルキーで柔らかく、繊細で洗練された印象も受ける余韻の長いヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.35～4.4点

2015年ヴィンテージコメント （2018年12月31日試飲）

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、ヴァニラ香、カシューナッツ香、燻し香、木質香、大地のイメージ、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に樽熟成から由来する風味を心地よく伴った凝縮した果実味が豊かに広がります。アルコールを強めに感じボリュームがありますが、比較的強く綺麗な酸とミネラルに富み、メリハリがあり、力強く飲み応えありますが、あくまでも洗練された印象です。タンニンは強く収縮感ありすが、荒らしいイメージはなく果実の旨味に溶け込みます。余韻は長く果実の旨味と共に、後味に樽熟成から由来する風味と、苦味や収斂性が残ります。凝縮感ある果実味が樽熟成から由来する風味と見事に融合し、力強く飲み応えありますが、あくまでも繊細で心地よく、旨みの要素は素直にストレートに膨らむ印象のモダンなスタイルのボルドー格付けワインを彷彿させる逸品です。

麦ちゃん評価 4.4点

2015年ヴィンテージ　ティム・アトキン評価

この偉大なワインは最も優れたケープのヴインテージの中で特に素晴らしい成果を見せています。もし南アフリカワインが100点に値するとすれば、私はこのワインであると強く信じます。私がこれまでテイスティングした若いワインの中で最も偉大な輝かしいのはポール・サウア2015です。カベルネ・ソーヴィニョンを主体に15％ずつのメルロとカベルネ・フランがブレンドされ、美しい完璧な新樽、、滑らかなタンニンと構造を感じ、激しいけれど、洗練され、バランスとれた味わいです。ブラボー　カノン・コップ！ブラボー　南アフリカ！

ティム・アトキン評価 100点

2014年ヴィンテージコメント （2017年11月8日試飲）

カシス、ブラックベリー、イチジクなどを思わせる果実香、ココナツミルク、チョコレート、ヴァニラ香、木質香、ブリオッシュ、カシューナッツ、シナモン・ナツメグなどのスパイス香、杉の葉をイメージする青味の要素、鉱物を感じるミネラル、大地のイメージなどが複雑に豊かに香ります。口の中に、香りから想像するような複雑味を伴った程よい濃縮感のある果実味が広がります。膨らみある味わいで、比較的強く綺麗な酸とミネラルに富み、メリハリがあり、しっかりした骨格を備え、繊細で心地よくスムーズに旨味が溶け込む印象です。タンニンはやや強めですが、荒らしいところはなく、あくまでもシルキーです。余韻は長く、様々な複雑味と共にアミノ酸を意識する旨みが現れます。豊潤で複雑な風味が豊かに膨らみ、程よい濃縮感があり力強い印象も受けますが、あくまでも繊細で洗練されたイメージの今でも楽しめるヴィンテージです

麦ちゃん評価 4.2点　ティム・アトキン評価　96点

2013年ヴィンテージ輸入元コメント

深いルビー色。赤いベリー、カシス、最後にタバコなどの香り。なめらかで心地良い酸味、凝縮した果実味、しっかりと太いボディ。上品な渋みで、クラシックなエレガント・スタイル。余韻は長い。フレンチオークの新樽100％使用にも関わらず、樽の風味が強すぎることもなく、上品に仕上がっている。濃厚でしっかりしたワインだが、パワフルさが前に出すぎているわけでもない。酸味、果実味、ボディの全ての要素がマックスでバランス良く保たれている。同じトップレンジの中でも他と比べてレベルは１段上。これぞ「カノンコップのポールサウアー」と言わんばかりの威風堂々とした風格を見せつけてくれるワールドクラス・ワイン。

麦ちゃん試飲会評価 4.4点