オーナーで醸造家のホセ・コンデ氏はアメリカ人で日本に滞在中に南アフリカのニール・エリス・ワインズのオーナー、ハンス・シュローダー氏の長女のマリエさんと結婚しました。結婚後しばらくして南アフリカに移住し、デザイナーの仕事をしながらニール・エリス・ワインズの販売の仕事を手伝うようになりました。
そして、1998年に自らのワイナリーを立ち上げることになったのです。ファースト・ヴィンテージより数々の賞やワイン評論家から高い評価を受けて、今では、南アフリカを代表するワインメーカーの一人となっています。
彼はこう語ります。『カベルネにはボルドーとナパという強力なモデルが存在し、ある意味難しい品種だと言えます。素晴らしいワインを産み出したいですが、同時にヨンカースフック・ヴァレーが成しえる最高のワイン産み出したいと考えています。言い換えれば、ただモデルとなるカベルネを模造するのではなくてこの地のテロワールが最大限に現れたワインでなくてはなりません。常にある種の純正さが必要でユニークさとは別に、カベルネとしての特徴が顕著に現れている必要があります。』
【ティム・アトキン】
ティム・アトキン氏の南アフリカワイン2018スペシャル・レポート(2018.9)においてスターク・コンデ・ワインズが初めて格付け一級ワイナリーに位置づけられました。(一級として位置付けられたのは今回25ワイナリー)マスター・オブ・ワインの資格を持つ英国人のティム・アトキン氏の南アワイン・レポートは世界中のワインファンが参考にしている評論です。そして赤ワイン部門で98点という高得点を獲得したのがフラッグシップのオード・ネクターです。100点満点が1アイテム、99点は無し、98点がオード・ネクター含めて2アイテムのみでした。南ア赤ワインのベスト3の1本に輝いたのです。