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ライナカ・リザーブ・ホワイト ライナカ

ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】

南アで初めてビオ・ディナミの正式認定を受けるこだわりの生産者
自然派ワインの先駆者ヨハン・ライナカ氏渾身の1本

ナチュラルな果実の旨味が燻した風味や植物の茎を意識する
グリーンテイストなどを伴い豊かに広がります。

やや塩味を帯びた綺麗な酸とミネラル感に富み、透明感ありますが
しっかりした骨格を備え、余韻の長い素晴らしいビオワインです。
今後の熟成が大いに期待出来るポテンシャルを感じます。

麦ちゃん評価

4.35点

ライナカ Reyneke

南アフリカで初めてビオ・ディナミ(バイオダイナミック)の認定を受けたワイナリー

ライナカは南アフリカ・ステレンボッシュ地区の小高い丘にあります。南アフリカには約600のワイナリーがありますが、南アフリカで初めてライナカがビオ・ディナミの認定を受けたワイナリーです。海からkmほどの東北を向いた斜面にある35haのブドウ畑はすべてビオ・ディナミに基づいた栽培を行っており、海抜250m~350mの標高にある畑からフォールス湾やテーブルマウンテンの美しい眺望を楽しむことが出来ます。

現在のオーナーヨハン・ライネカは母親からブドウ畑を含む眺めのよい40haの農場を引き継いだのと同じくしてワイン醸造を始め、1998年ヴィンテージから自分のワインをリリースするようになりました。それ以来、彼は有機栽培を始め、最終的にはビオ・ディナミ原理にしたがってワインを生産することにしました。ライナカはビオ・ディナミ生産のその先駆者といえます。ヨハン氏は、常に畑の個性や独自性をワインに表現することで、数億年前の土壌、樹齢40年を超えるぶどう、乾燥した爽やかな高台の空気と全ての自然の力をボトルに詰め込んだワインを造る事です。化学肥料や農薬を使うと、ワインにテロワールを感じることは不可能と考えており、「自然がワイン本来の醸造者であり、ワインメーカーはこの地のテロワールをワインにうまく表現出来るよう、ほんの少し手を貸すだけ」と、土壌、気候、そして地形が創造するワインへの考えを述べています。

自然との調和が取れたぶどう作りを目指すライナカですが、ライナカの理念はいわいる日本の「もったいない精神」に似てるところもあります。ライナカは使用できる物は何でも無駄にせず、リサイクルし、再利用をしています。 たとえばオフィスで出た紙を裁断処理し、ミミズ農場のミミズのエサとして活用し、そのミミズはミミズ堆肥としてぶどう作りに活用します。ライナカではぶどう作りだけではなく、野菜畑、畜産があり、それぞれに相乗効果があり、一つのライフサイクルとして成り立っています。

ビオ・ディナミ(バイオダイナミックス)

ビオ・ディナミとは有機栽培の延長線上にある特殊な農法で、ヨーロッパを中心に、今や一大ブームとなっています。 この農法の根底はオーストリアの社会哲学者ルドルフ・シュタイナーの理論で、月の満ち欠けや、正座、天体の動きに合わせて葡萄の植樹や剪定、収穫時期を決めたり、肥料も独特なものが使われます。
非常に神秘的な農法ですので、多くの議論を呼んでいますが、この農法を実践する生産者に非常に秀逸な生産が数多くいることは驚くべき事実です。ブルゴーニュのドメーヌ・ルフレーヴやドメーヌ・ルロワ、ローヌのシャプティエ、ロワールのニコラ・ジョリーなどの生産者がそれです。

ライナカ・リザーブ・ホワイト

南アフリカワイン|ライナカ リザーヴ ホワイト 2016 白ワイン 辛口

  • 南アフリカ
  • 白ワイン辛口
  • 麦ちゃん評価4.35点
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ワイン情報
■タイプ 白 辛口 (White Wine)
■産地 南アフリカ W.O.ステレンボッシュ (South Africa)
■ぶどう品種 ソーヴィニヨン・ブラン 100% (Sauvignon Blanc)
■生産者 ライナカ
■熟成・醸造 300Lのフレンチオークで天然醗酵(95%は新樽、5%は2年目の樽)そのまま澱が入ったまま12ヶ月熟成 その後、ステンレスタンクに移して更に4ヶ月熟成
■アルコール度数 12.5%
麦ちゃん ワインブティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
2016年ヴィンテージコメント(2回目の試飲) (2020年10月15日試飲)

黄桃、グレープフルーツなどを思わせる果実香、燻し香、石灰質を感じるミネラル香、僅かに植物の茎をイメージする青味の要素などが香ります。口の中にナチュラルな果実味が豊かに広がり、次第にアミノ酸をイメージする旨味の要素が膨らみます。やや塩味を帯びた綺麗で豊かな酸とミネラル感に富み、透明感のある味わいで、しっかりした骨格を備えています。余韻は長く果実の旨味と共に後味に強めの収斂性を意識します。ナチュラルな果実の旨味が燻した風味や植物の茎を意識するグリーンテイストなどを伴い豊かに広がり、やや塩味を帯びた綺麗な酸とミネラル感に富み、透明感ありますが、しっかりした骨格を備え、余韻の長い素晴らしいビオワインです。今後の熟成が大いに期待出来るポテンシャルを感じます。

麦ちゃん評価 4.35点
2016年ヴィンテージコメント (2018年9月7日試飲)

黄桃、グレープフルーツ、リンゴなどを思わせる果実香、燻し香、海を感じる潮のイメージ、フリンティーな香り、石灰質を感じるミネラル、僅かですが、猫小水と表現される香りなどが複雑に豊かに香ります。口の中にミネラル分を多く含んだ柑橘系とリンゴを思わせる果実味が豊かに広がる印象です。比較的強く綺麗ですがハッキリした酸とミネラルに富み、爽やかな印象も受けますが、メリハリがあり、骨格のしっかりした味わいです。余韻は長く、果実の旨味と共に、アミノ酸を意識する旨味と共に、苦味と収斂性が後味にやや強めに現れます。ミネラル分を強めに含んだ旨味の要素が濃い果実味が豊かに膨らみ、メリハリがありしっかりした骨格を備え、次第にアミノ酸を意識する旨味が現れる印象の独特なイメージのソーヴィニョン・ブランです。今後の熟成が大いに期待出来るポテンシャルの高い1本です。

麦ちゃん評価 4.2点
南アフリカのワインの凄さの要因

穏やかな地中海性気候の下、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれた南アフリカ・ケープタウン周辺では、350年も前から伝統的に高品質なワインを造り続けてきました。 歴史的には、カリフォルニアやオーストラリアなどの国々より100年以上も早いのです。
しかし高品質なワインが造られるようになったのは1990年代前半にアパルトヘイトが終わってからとなります。アパルトヘイトが終わり、国際市場の中で自由に貿易ができるようになった南アフリカワインは、約600のワイナリーが存在し、数多くの高品質なワインを生産しています。
最近では国際的なワイン大会で数多くの賞を受賞し、世界中のワイン専門家達にも絶賛されている最も注目されている国の一つです。
また、ブドウ畑の景色の美しさは世界一と言われ、訪れる人を魅了しています。

南アフリカ・ケープタウン周辺では、あまり農薬を使用しなくても良いほど、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれています。それは、豊かな太陽の恵みと、強い風が様々な病気や害虫を寄せつけないからです。収穫時期( 2月~3月)には、ほとんど全く雨が降りません。一般的には、防カビ剤を必要な時に散布する程度で、防虫剤や除草剤などを使用しないワイナリーが多いのです。 具体的には、例えば、防虫剤を使用せずに、畑にアヒルやホロホロ鳥を放し飼いにしていたり、化学肥料の代わりに鶏糞や有機肥料を使用しています。また、除草剤の代わりにブドウ畑に麦を植えて雑草が生えないようにしているなど、環境に配慮した栽培を行っています。そして収穫は丁寧に手摘みされています。 また、政府による厳しい環境基準(IPW:環境に優しいワイン生産プログラムのガイドライン)が設けられており(世界でも最も厳しい基準の国の一つで、欧米やオーストラリアなどの国々が見学に訪れています)、減農薬・酸化防止剤微量使用、リサイクルの徹底など、環境的にも人体的にも健康的なワイン造りが行なわれています。
酸化防止剤の使用量の許可基準については、ドイツ( 300mg/L以下)やフランス(350~ 400mg/L以下)などのヨーロッパの国々に比べても使用制限量が一番低く設定されています (南アフリカでは250mg/L以下)。保存料(ソルビン酸)なども使用されていません。
収穫量も大抵のワイナリーは平均5~8トン/ヘクタール前後で生産量を抑えながら、むしろより良質なブドウを栽培することに努めています。このように南アフリカでは、生産者ができる限りの自然な方法で丁寧にブドウを栽培しています。

※麦ちゃん評価とは?