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ファミリー・ヴィンヤーズ グラナム ニュートン・ジョンソン

ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】

冷涼なアッパー・ヘメル・アード・ヴァレーの
ハイセンスでお洒落な家族経営のワイナリーによる
限定ワイン!プレミアムなローヌブレンド

程よい濃縮感ある優しい果実味、心地よく溶け込むスパイスの風味
柔らかくシルキーで旨味の要素は素直に広がります。

後味にアミノ酸を意識する旨味が現れる印象の
じっくり味わいたいヴィンテージです。

麦ちゃん評価

4.25点

ニュートン・ジョンソン・ワインズ Newton Johnson Wines

西ケーブ州の南部に位置するウォーカー・ベイ地区のアッパー=へメル=エンエアードーヴァレー(小地区)は、州の中で最も冷涼な海岸沿いのワイン産地です』海岸からわずか2~8kmLか離れていない場所にあるニュー.トン・ジョンソン・ヴィンヤーズの畑からは広大な海を見渡すことができ、ミネラル分の多いぶどうが収穫され、複雑な味わいを持ったワインとなります。

夏には海から南風が吹き、海からの霧が定期的にぶどう畑を覆い、他の地区とは異なった涼しいメソ気候が生まれます。100~300mの海抜にある畑近郊の平均気温20℃以下、年間降水量は750mmと南アフリカのワイン産地の中では、気温は低く雨量はやや多めです。このようなテロワールを持つ畑にピノーノワール、シラーズ、シャルドネを栽培し、プレミアムワインに特化した生産を行っています。畑で気をつけていることはバランスのよい生長、そしてきちんとした成熟度に達したぶどうを収穫することです。土壌がワインの味わいに与る影響は明らかで、花崗岩の岩盤に細かな石英と粘土質が混ざった表土が覆っています。この土壌が繊細なワイン、香りのよいワイン、そして骨格のしっかりしたワインなど、バラエティーに富んだワインの要因になっています。

ニュートン・ジョンソン・ヴィンヤーズのワイン造りの姿勢は、なるべく手を入れずにぶどう栽培からワイン造りまでを行うことです。ワイナリーは地下に続き、グラヴィティー・システムを導入し、パンチングダウンも人の手によって行い、機械やポンプの使用をなるべく回避する方法を取り、発酵時には培養酵母の添加は行っていません。化学物質は使わず、常に自然の醸造にこだわっています。

ニュートン・ジョンソン・ワインズは南アフリカ最大のワイン会社ステレンボッシュ・ファーマーズ・ワイナリーで輸出を担当していたデイヴ・ジョンソン氏が設立したワイナリーです。当初はネゴシアン・ビジネスに専念していたジョンソン氏ですが、『トップレベルの品質でリーズナブルな価格のワインをつくりたい』との思いを募らせていました。そして遂に1996年にはエステイトを入手しました。

現在ワイナリーの運営は、オーナーのジョンソン氏とその二人の息子によって行われています。醸造を担当する弟のゴードン氏はワイン造りに対してはひたすら真面目でとことんまで追求する姿勢をもちます。
また兄のビーヴァン氏はマーケティングを担当し、国内外にその魅力を伝えています。

 ワインブティックヴァンヴァン

2017年 3月 南アフリカ訪問 醸造を担当する弟のゴードン氏(左)
マーケティング担当の兄ビーヴァン氏(右)と記念撮影

ニュートン・ジョンソン 訪問記はこちら 2017.3.29

ファミリー・ヴィンヤーズ グラナム

南アフリカワイン|ニュートン・ジョンソン ファミリー・ヴィンヤーズ グラナム 2016 赤ワイン フルボディー

  • 南アフリカ
  • 赤ワイン・フルボディー
  • 麦ちゃん評価4.25点
クール便は別料金(地域と本数によって異なります)
当店通常販売価格 ¥ 4,535 税込
会員特別価格 ¥ 4,470 税込
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在庫数 2
ワイン情報
■タイプ 赤 (Red Wine)
■ボディー
■産地 南アフリカ ウォーカー・ベイ W.O.アッパー・ヘンメル・エン・アーデ・ヴァレー (South Africa)
■ぶどう品種 シラー 75% ムールヴェードル 25% (Syrah)
■生産者 ニュートン・ジョンソン・ワインズ
■熟成・醸造 天然酵母にてステンレスタンク醗酵、仏産オーク樽熟成 12カ月(228L&500L 新樽23%)
■アルコール度数 13.5%
麦ちゃん ワインブティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
2016年ヴィンテージコメント (2021年9月16日試飲)

プラムのジャム、プルーンなどを思わせる果実香、カラメル香、燻し香、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程良く濃縮した果実味が心地よいスパイスの風味を伴い豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、タンニンはシルキーで柔らかく、荒々しいところない優しい味わいです。余韻はやや長く果実の旨味と共に後味にアミノ酸を意識する旨味が後味に現れます。程よい濃縮感ある優しい果実味、心地よく溶け込むスパイスの風味、柔らかくシルキーで旨味の要素は素直に広がり、後味にアミノ酸を意識する旨味が現れる印象のじっくり味わいたいヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.25点
お料理バナー

鶏肉の赤ワイン煮込み、ソース豚カツ、ローストビーフ、パスタボロネーゼ

2015年ヴィンテージコメント (2017年11月18日試飲)

ブルーベリー、干しプラムなどを思わせる果実香、カラメル香、燻し香、木質香、シナモン・ナツメグなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に凝縮感ある果実味が程よい樽熟成から由来する風味を伴って意外に口当たりスムーズに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、骨太で骨格のしっかりした味わいですが、洗練され、繊細な印象です。タンニンはやや強く、収縮感はあるものの、あくまでもシルキーで荒らしいイメージはありません。余韻は長く、ミネラルとタンニンから由来する苦味と収斂性が後味に現れます。スパイスな風味を強めに伴った程よい凝縮感のある果実味が心地よくスムーズに広がる印象の力強く飲み応えありますが、洗練された印象で旨味の要素はシミジミと膨らむ1本です。時間をかけてゆっり味わいたい逸品です。

麦ちゃん評価 4.25点
2014年ヴィンテージコメント (2017年11月18日試飲)

逞しく熟成のポテンシャルを持つヴィンテージ。熟れた黒果実、塩漬け肉、滑らかな石墨などのアロマが幾重にも重なり、温かみを感じるスパイスの香りも仄かに感じられます。複雑で粒子を感じるタンニン、凝縮した味わい、みずみずしさと茎を思わせるグリップの効いた口当たり。冷涼なヴィンテージにもたらされる酸が焦点の合った余韻を作り出しています。
前例のない難しいヴィンテージ。雨も多く、気温も激しく、2013年よりも強烈なヴィンテージでした。冬は適度な降雨量と寒さがありましたが、6月と7月は比較的暖かく、気温が下がる時期が遅れ発芽が9月上旬にまでずれました。11月16日の130mm程のひどい雨は開花にひどいダメージを与え、ヘメル・エン・アーデ・ヴァレーで初めてのべと病の被害が見られました。更に1月5~9日には120mmの雨が降り、2回目のうどんこ病の被害にも脅かされました。収穫の間は蒸し暑さを伴う雨が続いたことで、うどんこ病やボトリティスの被害は更に悪化していきました。こうした病気の影響を抑えるために、きっちりとした時間管理が重要となり、品質の良いブドウを収穫し、ブドウの腐敗の問題を管理する為には、アルコール度数が低い初期の段階での収穫も必要となりました。シラーは3月6日から収穫が始まり、ムールヴェードルは27日に収穫が行われました。難しいヴィンテージでしたが評価は素晴らしく、タンザーで92点、ティム・アトキンで95点、プラッター2017は4.5ツ星のアウトスタンディングを獲得しています。

現地での麦ちゃん評価 4.3点
南アフリカのワインの凄さの要因

穏やかな地中海性気候の下、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれた南アフリカ・ケープタウン周辺では、350年も前から伝統的に高品質なワインを造り続けてきました。 歴史的には、カリフォルニアやオーストラリアなどの国々より100年以上も早いのです。
しかし高品質なワインが造られるようになったのは1990年代前半にアパルトヘイトが終わってからとなります。アパルトヘイトが終わり、国際市場の中で自由に貿易ができるようになった南アフリカワインは、約600のワイナリーが存在し、数多くの高品質なワインを生産しています。
最近では国際的なワイン大会で数多くの賞を受賞し、世界中のワイン専門家達にも絶賛されている最も注目されている国の一つです。
また、ブドウ畑の景色の美しさは世界一と言われ、訪れる人を魅了しています。

南アフリカ・ケープタウン周辺では、あまり農薬を使用しなくても良いほど、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれています。それは、豊かな太陽の恵みと、強い風が様々な病気や害虫を寄せつけないからです。収穫時期( 2月~3月)には、ほとんど全く雨が降りません。一般的には、防カビ剤を必要な時に散布する程度で、防虫剤や除草剤などを使用しないワイナリーが多いのです。 具体的には、例えば、防虫剤を使用せずに、畑にアヒルやホロホロ鳥を放し飼いにしていたり、化学肥料の代わりに鶏糞や有機肥料を使用しています。また、除草剤の代わりにブドウ畑に麦を植えて雑草が生えないようにしているなど、環境に配慮した栽培を行っています。そして収穫は丁寧に手摘みされています。 また、政府による厳しい環境基準(IPW:環境に優しいワイン生産プログラムのガイドライン)が設けられており(世界でも最も厳しい基準の国の一つで、欧米やオーストラリアなどの国々が見学に訪れています)、減農薬・酸化防止剤微量使用、リサイクルの徹底など、環境的にも人体的にも健康的なワイン造りが行なわれています。
酸化防止剤の使用量の許可基準については、ドイツ( 300mg/L以下)やフランス(350~ 400mg/L以下)などのヨーロッパの国々に比べても使用制限量が一番低く設定されています (南アフリカでは250mg/L以下)。保存料(ソルビン酸)なども使用されていません。
収穫量も大抵のワイナリーは平均5~8トン/ヘクタール前後で生産量を抑えながら、むしろより良質なブドウを栽培することに努めています。このように南アフリカでは、生産者ができる限りの自然な方法で丁寧にブドウを栽培しています。

※麦ちゃん評価とは?