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ラザノウ・シラー ラザノウ オーガニック ヴィンヤード

世界で最も進んだ審査登録機関 SGS認定による
有機栽培のシラー種100%使用の究極赤ワイン!

ジャミーでよく熟した果実の旨味が素直に豊かに広がる印象。

スパイシーで力強いけれどシルキーで柔らかい、今飲んで美味しく楽しめるヴィンテージです。

麦ちゃん評価

4.05点

ラザノウ オーガニック ヴィンヤード LAZANOU ORGANIC VINEYARD

大自然に囲まれて有機農法行なう実力派ブティックワイナリー

南アフリカワインの銘醸地パール地区の北部ウエリントン・ヴァレーに2002年にスタートしたワイナリーです。近年のブティックワイナリーの出現で、小さな生産地区ながら高品質のワインを産することで知られるようになった地域です。温暖で日差しに恵まれた地中海性気候と、海から吹きあげる冷たい風による昼夜の寒暖差が、ブドウ栽培に最適な環境を形成しています。ヴィンヤードのオーナーは、ケープタウン大学で教鞭をとっていたジョセフ・ラザロと元インテリアデザイナーのキャンディース・ステファノです。異なるキャリアの二人が、お互いの長年の夢であったオーガニックワイン造りをこの地でスタートし、現在は、大自然に囲まれたわずか6ha足らずの畑から品質の高いワインを生産しています。南アトップレベルの女性の醸造家によるエレガントなワイン造りも魅力です。

厳しい基準をクリアしたこだわりの自然農法

ラザノウのブドウ畑は、世界で最も進んだ審査登録機関として知られるSGS(ソシエテジェネラル監視機関)により有機栽培であることが証明されています。SGSはスイスに本部をおく世界最大級の国際検査機関で、特に厳しい基準で知られる権威あるオーガニック認定です。地球上で最も植物が多く、多くの生物が生息し様々な生態系が存在するこの地域では、自然動物が害虫や病気と戦う環境がつくられているため、ブドウ畑には除草剤、殺虫剤、又は化学肥料は全く使用しません。また、土壌の改良を継続的に行うために、牛のこやし、ミミズ、農場の有機物質から造られた大量の堆肥や、マルチング(土の表面を藁などで覆う作業)等によって一層自然に優しいファーム造りを目指しています。

ラザノウのワインの評価

農業への熱い思いを持った二人のオーナーと、彼らをサポートする優秀なスタッフたちの手によるラザノウのワインは、いまや、銘醸ひしめく南アフリカのワインの中で最高の評価を得ています。近年、1997年創設の南ア唯一の国際コンペティションであるミケランジェロ国際ワイン賞でも金賞及び銀賞を獲得、また、南アワインの評価本としてひとつの指標にもなっているワイン専門誌「WINE」では、2009年度の有機栽培による最優秀ワイナリー賞及び最優秀ワイン賞を受賞するなど、評価はうなぎのぼりです。

ラザノウ シラー シングル・ヴィンヤード 2011

ジャミーでよく熟した果実の旨味が素直に豊かに広がる印象で
スパイシーで力強いけれどシルキーで柔らかい
今飲んで美味しく楽しめるヴィンテージ
南アフリカワイン|ラザノウ シラー シングル・ヴィンヤード 2011 赤ワイン フルボディー

  • 南アフリカ
  • 赤ワイン・フルボディー
  • 麦ちゃん評価4.05点
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ワイン情報
■タイプ 赤 (Red Wine)
■ボディー
■産地 南アフリカ W.O.ウェリントン (South Africa)
■ぶどう品種 シラー100% (Syrah)
■生産者 ラザノウ・オーガニック・ヴィンヤード
■熟成・醸造 フレンチオーク225L樽で発酵後13ヶ月熟成
■アルコール度数 12.5%
麦ちゃん ワインブティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
麦ちゃんテイスティングコメント (2015年5月9日試飲)

ブルーベリーのジャム、ブラックチェリーのジャムなどを思わせるジャミーでよく熟した果実の香り、燻し香、カラメル香、シナモン・ナツメグなどのスパイス香、僅かに植物の茎を感じる青味の風味、埃っぽい要素などが香ります。口の中に程よく凝縮したジャミーな果実の旨味が素直に豊かに広がります。膨らみある味わいで、適度な酸を備え、メリハリがあり、タンニンは強めで、やや収縮感はあるものの、荒々しいイメージはなく、あくまでもシルキーです。余韻は長めで、熟した果実の旨味が口中にいつまでも残ると共に、僅かに苦味の要素と収斂性が現れます。ジャミーでよく熟した果実の旨味が素直に豊かに広がる印象で、スパイシーで力強いけれどシルキーで柔らかい、今飲んで美味しく楽しめるヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.05点
2009年ヴィンテージコメント (2013年2月14日試飲)

ブラックベリー、乾燥プラムなどを思わせる黒い果実の香り、ヴァニラ香、ナッツ香、カカオの風味、胡椒・ナツメグなどスパイス香、樽熟成から由来する木質香、鉱物を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮したジャミーな果実味が広がります。適度な酸があり骨格のしっかりした骨太の味わいです。タンニンは力強く豊かですが尖ったところはなくあくまでもシルキーです。濃縮感ある果実の旨味と共にナッティーな風味、スパイシーな風味が膨らみます。力強く飲み応えありますが、意外にバランス良く心地良い印象です。余韻は長く、後味に濃縮したジャミーな果実味と樽熟成から由来する複雑な要素が残ります。豊潤で豊かな香りに包まれた濃縮感のあるジャミーな果実味が特徴的な骨太で飲み応えありますが意外にバランス良く心地良い味わいです。

麦ちゃん評価 4.0~4.1点
南アフリカのワインの凄さの要因

穏やかな地中海性気候の下、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれた南アフリカ・ケープタウン周辺では、350年も前から伝統的に高品質なワインを造り続けてきました。 歴史的には、カリフォルニアやオーストラリアなどの国々より100年以上も早いのです。
しかし高品質なワインが造られるようになったのは1990年代前半にアパルトヘイトが終わってからとなります。アパルトヘイトが終わり、国際市場の中で自由に貿易ができるようになった南アフリカワインは、約600のワイナリーが存在し、数多くの高品質なワインを生産しています。
最近では国際的なワイン大会で数多くの賞を受賞し、世界中のワイン専門家達にも絶賛されている最も注目されている国の一つです。
また、ブドウ畑の景色の美しさは世界一と言われ、訪れる人を魅了しています。

南アフリカ・ケープタウン周辺では、あまり農薬を使用しなくても良いほど、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれています。それは、豊かな太陽の恵みと、強い風が様々な病気や害虫を寄せつけないからです。収穫時期( 2月~3月)には、ほとんど全く雨が降りません。一般的には、防カビ剤を必要な時に散布する程度で、防虫剤や除草剤などを使用しないワイナリーが多いのです。 具体的には、例えば、防虫剤を使用せずに、畑にアヒルやホロホロ鳥を放し飼いにしていたり、化学肥料の代わりに鶏糞や有機肥料を使用しています。また、除草剤の代わりにブドウ畑に麦を植えて雑草が生えないようにしているなど、環境に配慮した栽培を行っています。そして収穫は丁寧に手摘みされています。 また、政府による厳しい環境基準(IPW:環境に優しいワイン生産プログラムのガイドライン)が設けられており(世界でも最も厳しい基準の国の一つで、欧米やオーストラリアなどの国々が見学に訪れています)、減農薬・酸化防止剤微量使用、リサイクルの徹底など、環境的にも人体的にも健康的なワイン造りが行なわれています。
酸化防止剤の使用量の許可基準については、ドイツ( 300mg/L以下)やフランス(350~ 400mg/L以下)などのヨーロッパの国々に比べても使用制限量が一番低く設定されています (南アフリカでは250mg/L以下)。保存料(ソルビン酸)なども使用されていません。
収穫量も大抵のワイナリーは平均5~8トン/ヘクタール前後で生産量を抑えながら、むしろより良質なブドウを栽培することに努めています。このように南アフリカでは、生産者ができる限りの自然な方法で丁寧にブドウを栽培しています。

※麦ちゃん評価とは?