2014年ヴィンテージが初リリースの新星ワイナリーですが、すでに様々な有名ワイン専門紙やジャーナリストから高評価を受けており、ステレンボッシュにおける大注目株です。ワインメーカーのジョスリン・ホガン・ウィルソン女史は幼い頃から土に触れて育ち、植物が美しく育っていく姿を見るのがとても好きな少女だったといいます。将来はボタニスト(植物研究科)になりたいと夢見ていた16歳の頃、ワインに対する情熱に溢れた知人が、自身でワイン造りを始めたことが刺激となり、彼女もワインメーカーを目指すようになりました。 「私は大学生だったころ、グラス一杯のワインが、ブドウが目まぐるしく変わる天候に左右されながらどのように手入れをされて育ってきたのか、その畑の土壌はどのようなものだったのか、醸造家はどのように愛情をかけて醸したのかなど、様々なストーリーを語ってくれることにとても魅力を感じました。ワインはなんて素敵なマジックなんだろう!と感じ、まさにこれが私のやりたかったことであり、追求したいことだと気づかされたのです。そして今、その思いを胸に仲間たちとワイン造りをしています。」と、彼女はその美貌に輝く笑みをたたえながら、静かに、しかし熱く語ってくれました。彼女は特に念入りな畑作業を要するような収量の低い古木に焦点を当て、栽培家と密接に連携し、それぞれのブドウ畑のニュアンスを最大限にグラスに反映させるべく、醸造においては極限まで人的介入と添加物を控え、滋味あふれるワイン造りを行っています。
女性醸造家のジョスリン・ホーガン・ウィルソン
ジョスリンはステレンボッシュ大学で醸造学を修得しましたが、彼女の卒業した年は卒業生がわずか30人しかいないという難関の学年に当たり、彼女はその数少ない卒業生の中で非常に優秀な成績を修めました。その後7年間、ケープタウンや海外の様々なワイナリーにおいて栽培から醸造までを経験し、遂に 『ラ・ブリ・エステート』 に従事している際に大賞を受賞するまでの腕前になりました。その後、両親のダンスタンとトリッシュ・ホガン夫妻とチームを組み、自身のワイナリーをステレンボッシュのバンフォーク・ヴァレーに設立しました。
ファーストヴィンテージは、2014年で、シュナンブランを5樽造りました。2015年には10樽造っています。2度目のヴィンテージにして、既にティムアトキン氏格付5級獲得&93点、デキャンター93点、ワインマグ93点など輝かしい実績を連発しています。