2016年ヴィンテージコメント
(2018年7月14日試飲)
黄桃、熟したリンゴなどを思わせる果実香、ハチミツ香、カラメル香、ナッティーな風味、木質香、燻し香、フリンティーな風味、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中に香りには感じなかった柑橘系の果実が現れ熟したリンゴの果実味と溶け合いフレッシュな印象が協調されます。樽熟成から由来する風味は心地よく、アルコールをやや強めに感じ、膨らみがありふくよかな味わいです。酸は比較的豊かで綺麗な印象で、程よいミネラルを感じます。余韻は長く、果実の旨味と共に、苦味と収斂性がやや強めに後味に現れます。よく熟したリンゴを意識する果実味に柑橘系の果実が加わり、樽熟成から由来する風味は心地よく溶け込み、膨らみがありふくよかですが綺麗な酸を感じ、あくまでも洗練された感動的な白ワインと言えます。