2015年ヴィンテージコメント
(2018年1月9日試飲)
ブルベリージャム、プラムのジャムなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、ミルキーな風味、木質香、シナモン・胡椒などのスパイ香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程よく凝縮したジャミーな果実味が豊かに心地よく素直に広がります。比較的豊かな酸と程よいミネラルを感じ、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは適度なものがありやや収縮感はあるもののあくまでもシルキーです。余韻はやや長く、果実の旨味と共に僅かに苦味と収斂性が残ります。程よい凝縮感のあるジャミーな果実味が旨味豊かに心地よく広がりますが、メリハリある味わいで、しっかりした骨格も備えバランス良くまとまった印象のヴィンテージです。
2012年ヴィンテージコメント
(2015年3月16日試飲)
カシス、ブラックベリーなどを思わせる黒い果実香、ミルキーな風味、カカオやチョコレート、ナッティーな風味、カラメル香、胡椒などスパイス香、木質香、鉱物を感じるミネラルなど豊かに香ります。口の中に、程よい樽熟成から由来する風味を伴った凝縮した濃い果実味が広がります。膨らみがあり、味わい深く、比較的豊かな酸を感じ、しっかりとした骨格を備えています。タンニンは強く骨太で力強い味わいですが、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、旨味の要素の濃い果実味と樽熟成から由来する旨味の要素がいつまでも長く残ります。程よい凝縮感のある旨みの要素が濃い果実味と樽熟成から由来する旨味が併せて豊かに膨らむ印象。力強く飲み応えありますが、柔らかくシルキーで心地良いイメージさえ感じる素晴らしい南イタリアの赤ワインと言えます。