カ・ルガーテにしか出来ないワイン
1986年に醸造所を設け、ワイナリーとしてスタートしました。まったくの家族経営で、弟ラウラ氏がマーケティングを担当し、兄ミケーレ氏と父のアメデオ氏が畑仕事、ミケーレの叔父ジョヴァンニ氏がエノロゴを分担しています。スタッフは5人ですが、収穫時は地元の熟練した労働者含め40名で行います。2000年には、非常に広く清潔な新しいセラーも完成しています。現在畑はトータルで50ha、ソアーヴェを中心にガルガネーガ30ha、ヴァルポリチェッラ(コルヴィーナ、ロンディネッラ)に20haです。夏場にはグリーンハーベストを行って余分な葉を落とし、4~6房に収穫量を制限しています。収穫はすべて手摘みで行い、収穫量は通常この地域で認められている140hl/haより25%抑えています。収穫された葡萄は、窒素ガスを入れ酸化防止をしながらプレス出来る特殊なマシーンを使い、16~18℃で1日置いて余分なものを沈殿させ、よりクリアーなモストを取り出します。人工酵母を使って16~18℃で8~10日醗酵しています。セラー内のステンレスタンクは全てコンピューター制御で温度管理されています。2008年5月から、ピエロパンで15年間醸造に関わっていたフランコ・モンケラート(37歳)が醸造責任者を担当することにになりました。以前は想像もできなかったことですが、ソアーヴェに関して、生産量がピエロパン、アンセルミと並び、品質も勝るとも劣らないものとなっています。テサリ兄弟は、近年ソアーヴェの地域において最も成功を収めている生産者の一つにあげられるようになりました。
【レチョート・ディ・ソアーヴェ】とは
1998年にDOCGワインに指定されたレチョート・ディ・ソアーヴェ (Reccioto di Soave) は、収穫したぶどうをいったん陰干ししてから醸造するもので、貴腐ワインによく似た独特の香りと、強い甘みを持ったイタリアの高級デザートワインです。