2016年ヴィンテージコメント
(2019年7月12日試飲)
カシス、干しプラムなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、燻し香、木質香、ナッティーな風味、胡椒などのスパイス香、大地のイメージなどが豊かに香ります。口の中に凝縮した果実味が香りから想像するような複雑味を伴って豊かに広がります。比較的強くハッキリした酸とミネラルに富み、メリハリがあり骨太で骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めですが荒々しいところはなく、あくまでもシルキーです。余韻は長く、果実の旨味と共に心地よい苦味の要素が現れます。凝縮感ある果実味が程よい複雑味を伴い豊かに広がり、比較的強くハッキリした酸に富み、骨太で力強く飲み応えありますが、あくまでもシルキーで洗練された印象のバランス良い1本です。