プラムのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、ミルキーな風味、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、そして鉱物を感じるミネラルを強めに意識します。口の中に程よく濃縮したジャミーで旨み豊かな果実味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみがあり、比較的豊かな酸と、ミネラルに富み、メリハリある味わいです。タンニンはやや強めですが、柔らかくシルキーです。余韻はやや長く、果実の旨みと共に、苦味と収斂性が現れます。スパイシーな風味を伴ったジャミーな果実味が豊かに膨らみ、ミネラル感を強めに意識し、旨み豊かですが、骨格のしっかりしたしたヴィンテージです。
2013年ヴィンテージコメント
(2015年6月10日試飲)
プラムのジャム、干しプラムを思わせる果実香、ミルキーな風味、ナツメグ・ブラックペッパーなどのスパイス香、カラメル香、鉱物を感じるミネラルなどを感じます。口の中に程よい濃縮感のある果実の旨味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、ボリュームがあり、比較的強い酸を備え、ミネラルに富み、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めですが尖ったところはなく、あくまでもシルキー。骨太で力強く飲み応えありますが、繊細なイメージも感じます。余韻は長く、果実の旨味と共に、タンニンとミネラルから由来する収斂性が現れます。ミネラルに富み、骨太で飲み応えありますが、旨味の要素の濃い果実味が素直に広がる印象の素晴らしいヴィンテージです。
2011年ヴィンテージコメント
(2012年6月20日試飲)
干しプラム、プラムのジャムなどを思わせる果実香、燻し香、埃っぽい要素、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。比較的強めな酸があり骨格のはっきりしたメリハリある味わいです。タンニンは強めで、やや収縮するものを感じ荒々しい印象を受けます。濃い果実味と強めな酸、収縮するタンニンがそれぞれ主張して決してバランス良いとは言えませんが、脂肪分の多い料理にはよく合いそうなワインです。開栓して翌日になった方が落ち着きをみせて、実際に美味しくなりました。余韻は中庸で、後味に濃縮感の強い甘酸っぱい果実の旨味とタンニンやミネラルから由来する苦味の要素が残ります。