イタリアワイン｜カルミニャーノ リゼルヴ 2019　テヌータ・レ・ファルネーテ
赤ワイン フルボディー

カルミニャーノ地区に8.5haのぶどう畑を所有し、Carmignano DOCGなどの高品質ワインを生産しています。 畑は標高120mから180mに位置しており、土壌は粘土や石灰岩を含んだ凝灰岩が多く広がっています。南向き の畑は、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョンの栽培に最適と言えます。

イタリア最少のカルミニャーノDOCGの誕生の理由
中世に有名であったカルミニャーノも近代ではキアンティの興隆の前に埋没して、いつしかそのエ リアの中に取り込まれていました。 しかし、キアンティがDOCGに昇格する際、カベルネ種を使用していることからカルミニャーノは排 除されたことにより、カルミニャーノはキアンティと決別し、その歴史的由緒から単独のDOCGの取 得を目指し、ついに1998年にカルミニャーノDOCGとして認定されました。

カルミニャーノのカベルネ種の由来とは？
トスカーナの支配者であるメディチ家の娘カテリーナは、1553年にフランス王国のアンリ2世に嫁ぐことになりました。 この政略結婚によりメディチ家とフランス王国は信頼関係を築き、文化の交流がおこなわれるようになりました。 とはいえ、ルネッサンス華やかなイタリアからフランスへ文化がもたらされたという側面が大きく、その時にフランス料理の基になる 様々な料理やテーブルマナーなどが伝えられました。 その際にフランスよりカベルネ種がもたらされ、メディチ家の領地であるカルミニャーノにおいて、サンジョヴェーゼ種とカベルネ種を 合わせてワインを造ることが命令されました。 近年のスーパー・トスカーナと呼ばれるワインの配合は、中世のカルミニャーノでは当たり前におこなわれていたのです。