2011年ヴィンテージコメント
(2018年10月8日試飲)
ブルーベリーのジャム、アメリカンチェリーなどを思わせる果実香、カラメル香、ナッティーな風味、木質香、燻し香、胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程よい濃縮感ある果実味が適度な樽熟成から由来する風味を伴って豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、しっかりした骨格を感じ、タンニンはやや強めですが荒らしいところはなく、シルキーで柔らかく、力強さも意識しますが、繊細で洗練された印象で、今飲んで美味しく楽しめます。余韻は長く、果実の心地よい旨味と複雑味、僅かに苦味の要素が後味に心地よく現れます。程よい凝縮感のある果実味が複雑味を伴って心地よく広がり、力強さとしっかりした骨格も感じますが、あくまでもシルキーで柔らかく、繊細で洗練された印象の、今飲んで美味しく楽しめるお買い得な1本です。