侯爵家が600年以上守り続けてきた、キアンティ・クラッシコ最古の畑の一つ
レ・コルティは、ローマ法王を2人も輩出し、トスカーナ地方の貴族の中でも格上に位置づけられる名門、コルシーニ公爵家が営んでいます。公爵家が600年以上前から所有している最良の畑はキアンティ クラッシコ地区の中でも最古の一つでサン・カッシアーノ・ヴァル・ディ・ペサ村に位置しています。現オーナーのドゥッチョ・コルシーニ氏とエノロゴであるカルロ・フェリーニ氏によってワインが生まれます。そのカルロ・フェリーニ氏はガンベロ・ロッソ誌において醸造家オブザイヤーを、そしてワイン・エンスージアスト誌において世界No.1コンサルタントとしての評価を得ています。
贅沢な土地の使い方
世界的に人気の高いトスカーナでこれだけ広大な土地を持てるのはその歴史所以の事。その中でも最良と考える約50haのみをワイン用として利用。オリーブ栽培用としている約60haを除いて、残りは美しい景観と生態系を守るために手を付けずにいます。これだけ贅沢に土地を持てるのも、14世紀からトスカーナの地に根付いた長い歴史があるからなのです。
テヌータ・マルシリアーナの存在をワインを通して表現する
最高の条件の畑でつくられるのが、フラッグシップであるワイン、「マルシリアーナ」。名匠カルロ・フェリーニ率いる精鋭醸造チームがこのテロワール独自の味わいをもつワインをつくるため、あらゆる葡萄品種の栽培、醸造研究を重ねながらつくりあげたワインです。
オーナードッチョ皇子と、醸造チームが目指すのは単にワールドワイドクラスのワインをつくることではありません。このテヌータ・マルシリアーナの存在をワインを通して表現すること。それは、毎年変化してゆきます。ファースト・ヴィンテージの2000年は、「La Partenza 旅立ち」と名付けられ、ラベルのポートレイトは、コルシーニ家が代々受け継いできたものを使っています。まるでロイヤルコペンハーゲンのプレイトのように、何十年後も人々の心をかきたて、今始まったばかりのこのマルシリアーナのストーリーを見守ってくれることでしょう。