イタリア屈指のワインメーカーが造るエレガントなキアンティ・クラッシコ
キアンティ・クラッシコ地区の最南端、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガに拠点を置くワイナリーです。キアンティ・クラッシコとコッリ・セネージのエリアの歴史ある畑を、クレスティ家が1960年代から所有。1990年からは、フィリッポとジョイアの兄妹が両親の信念と共にワイナリーを引継ぎ、この地の自然と伝統を守るために、畑に向き合い献身的な努力を続けており、ICEAのビオロジック認証を受けています。ソーラーパネルや排水処理システムを導入し、出来るだけ自然に優しいワイン造りを目指しています。
80haの所有地のうち31haにサンジョヴェーゼ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン等を栽培しています。畑の樹齢は5~25年。ブドウを厳しく選別し、全生産量の40%だけを自社として瓶詰するという徹底ぶりで高品質ワインを生み出しています。コッリ・セネージ(モンタペルティ村の12ha)の畑の他、キアンティ・クラッシコに3つの単一畑を所有:フォンタルピーノ(サンピエーロ村の10ha)、モンタペルト(チェッレート地区の3ha)とドーファナ(ペトロイオ村の6ha)。それらの畑から3つのキュヴェが生まれます:クリュ・ドーファナは標高300mの粘土質土壌で、パワフルなスタイル。クリュ・モンタペルトは標高370mの痩せた涼しい土壌で、エレガントなスタイル。フォンタルピーノは、その3つの畑のブレンドで、ワイナリーのスタイルを代表するキュヴェです。
フィリッポはワイナリーの運営全般、マーケティングやコマーシャルを担当。一方のジョイアは、醸造コンサルタントのカルロ・フェリーニ氏と組んで著名な生産者にアドバイスを行うイタリア屈指の女性ワインメーカーで、自身のワイナリーでも栽培から醸造までを手がけています。造られたワインは濃厚ながらも極めてエレガント。一貫した彼女のスタイルが表れています。キアンティ・クラッシコ・レゼルヴァ2011はサクラアワード2015にて「女性ワインメーカー賞」「ダイヤモンド・トロフィー」をダブル受賞。彼女の情熱は、今や世界中から評価されています。また、2022年にジョイアは 、ダニエレ・チェルニッリによるワイン・ガイド「ドクター・ワイン」が毎年一蔵だけ選ぶ「サステイナビリティー賞」も受賞しています。