当主パオロ・バラッタ氏が長年温めてきたプロジェクトを、当初予定の北イタリアを変更し、理想的な環境をこの地に見出してスタートさせました。ファーストヴィンテージが2004年、今後が楽しみです。ワイナリーはモンテティの丘の頂上付近の、ローマ時代の遺跡の残る美しい町カパルビオに位置します。 標高は100~145m、総面積57ha、その内28haが葡萄畑です。粘土や石の割合が豊かながらも、様々な要素が入り組んだバラエティに富んだ土壌で、それに合った品種を栽培しています。畑はほぼ1haずつの28の区画に分けて、発酵も樽熟も別々に行われています。設立当初より醸造家のカルロ フェリーニ氏が参加、家族経営で夢を実現させている生産者です。
厚みがあって端正な味わい、人気も評価も高いマレンマ地区の雄が登場!
ガンベロロッソは勿論の事、ヴェロネッリ、デカンター誌等でも評価の高いテヌータ・モンテティ。オーナーのパオロ・バラッタ氏は、1939年ロンバルディア生まれ。6歳までの幼少の頃、曾祖父が所有していたオルトレポ・パヴェーゼの葡萄畑に囲まれた家に住んでいました。その後家族がロンバルディアに移った後も、パオロは6月から10月までの学校の休みの間には、そこによく滞在しました。静かで美しい畑やワイナリーの光景が、幼いパオロの心にしっかりと残りました。その後、経済学を勉強し様々な分野で活躍するようになっても、いつも心の奥底にはその光景があり、美しい畑でワインを造りたいと言う夢に結びついていきました。マレンマ地区に理想の環境を見出したパオロは、夢の実現のために努力を惜しまず、2004年に自身のワインをリリースしました。そんなパオロは現在でも様々な文化的な財団等の理事を務め、いくつかのイタリアの一流企業の役員としても活躍している、経済学的な観点からも文化的な面からも大変重要な人物です。発展経済の分野で、様々な調査や研究を行い著書も持っています。