ブオナミーコは、トスカーナ北東にあるモンテカルロの生産者で、1960年代はじめにトリノの有名なレストランがモンテカルロのワインを提供するために建てたのが始まりです。所有する100haのうち48haがブドウ栽培に充てられており、フォンタナ家が所有しています。古き良きモンテカルロのエッセンスを大切にしつつ、2008年からはアルベルト・アントニーニ氏のコンサルタントの下、更なる品質向上と市場に合ったスタイルのワインを生み出しています。
1870年頃にモンテカルロの生産者が、更なる品質向上を目指しフランスへ品種と醸造の勉強に行きました。終着地のボルドーから戻る際に、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンをモンテカルロに持ち帰りました。また、ローヌに寄った際にも、ルーサンヌやシラーも手に入れており、ピノ・ブランとピノ・グリはブルゴーニュから持ち帰りました。そうした背景もあり、モンテカルロDOCでは上記の品種と、トレッビアーノ、サンジョヴェーゼが認められており、ブオナミーコではそれぞれの品種を活かした造りをしています。