2010年ヴィンテージコメント
(2018年12月2日試飲)
プラムやアメリカンチェリーを煮詰めてジャムにしたような果実香、カラメル香、黒糖、ヴァニラ香、ナッティーな風味、僅かに胡椒などのスパイス、鉱物を感じる燻し香などが香ります。口の中に香りから想像するようなジャミーな果実味が様々な複雑味を伴って豊かに広がります。膨らみがある味わいで、比較的豊かでやや塩味を帯びた酸とミネラルに富み、旨味豊かですが骨太で骨格のしっかりしたメリハリある味わいです。タンニンは強めで、収縮感はあるもののあくまでもシルキーで柔らかく荒らしいところはありません。力強い印象も受けますが、旨味豊かで、洗練された印象で一本芯の通った骨格を感じます。余韻は長く、ジャミーで旨味豊かな果実味がいつまでも後味に残る印象です。果実を煮詰めてジャムにしたような旨味たっぷりな果実味が様々な複雑味を伴って豊かに広がり、比較的豊かでやや塩味を帯びた酸とミネラルに富み、旨み豊かに膨らみますが、あくまでも洗練さた印象で骨格のしっかりしたメリハリのある極上のアマローネと言えます。