2013ヴィンテージのコメント
(2014年11月26日試飲)
プラムのジャム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、ナッティーな風味、シナモンなどスパイス香などを感じます。口の中に程よい凝縮感のある果実味が広がります。比較的豊かな酸を備え、メリハリがあり、タンニンは柔らかくシルキーで心地良くミディアムボディーで柔らかいイメージのヴィンテージです。余韻は中庸で、やや残糖を感じるイメージの果実の旨味が口中に残る印象です。程よく濃縮した甘酸っぱいジャミーな果実の旨味が心地良く広がるミディアムボディーのヴィンテージです。
2012年ヴィンテージコメント
(2014年5月29日試飲)
プラムのジャム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、黒糖、コンポート、カラメル香、胡椒などスパイス香、燻し香などが香ます。口の中に凝縮したジャミーでやや残糖分を感じる程旨みたっぷりな果実味が広がります。アルコールを強く感じ、膨らみある味わいで旨みの要素を豊かに感じますが、程よい酸があるのでぼやけたイメージはありません。タンニンは強くやや収縮感はあるものの、あくまでもシルキーであ荒々しさは感じません。余韻はやや長く、果実の旨みと共に、カラメルの風味、コンポートのような旨み、やや収縮するタンニンと苦味の要素などが現れます。凝縮感のある残糖分を感じる程ジャミーな果実の旨みが特徴的、ミディアムからフルボディーの心地よいけれど力強さも備えた旨みたっぷりな味わいです。
2007年ヴィンテージコメント
ブルベリーやプラムを煮詰めてジャムにしたような濃い果実香、ヴァニラ香、ミルキーな要素、燻し香、カカオの風味など豊かに香ります。口の中に、甘味を感じる凝縮した果実味が広がります。辛口ワインとしてはやや多めの残糖分を感じます。酸味は比較的穏やかでまろやかな口当たりです。タンニンは強めですが収縮するものではありません。ボディーも厚めでアルコールも比較的強めに感じ飲み応えあります。余韻も長く、後味に心地よいタンニンから由来する苦味とカカオの風味が残ります。凝縮した甘い果実味が特徴の肉厚な味わいです。