アメリカンチェリー、プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、ナッティーな風味、燻し香、僅かに胡椒などスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程良い濃縮感のあるチャーミングでジャミーな果実味が豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルを感じ、透明感もあり、しっかりした骨格を備えています。タンニンは柔らくシルキーで荒々しいところはありません。余韻はやや長く、果実の旨味が後味に心地よく残ると共に僅かですが収斂性が現れます。チャーミングでジャミーな果実味が豊かに広がり、程よい複雑味を備え、透明感もあり、しっかりした骨格も備えた非常にお買い得なドイツのピノ・ノワールです。
2012年ヴィンテージコメント
(2014年8月8日試飲)
フランボワーズ、チェリーなどを思わせる赤い可愛らしい果実の香りが主体です。ミルキーな風味、カラメル香、僅かにカカオの風味、木質香などが加わります。口の中に香りから想像するような優しいチャーミングな果実の旨みが広がります。程よい酸を備えメリハリがあり、適度なタンニンを感じますが柔らかくシルキーです。ミディアムボディーでクリーンなイメージ、透き通る印象で優しい果実の旨みが素直に膨らみます。余韻は中庸で、果実の旨みと共に、ナッティーな風味、僅かにカカオの風味、アミノ酸を感じる旨みなどが現れます。ミディアムボディーで柔らかく、優しく透明感のあるチャーミングな果実の旨みが素直に広がると共に、僅かに複雑味も備えた良質なドイツのピノ・ノワールです。
2011年ヴィンテージコメント
(2014年1月26日試飲)
ブラックチェリー、プラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、僅かにカカオの風味、ナッティーな風味、発酵食品香などを感じます。口の中にチャーミングな優しい果実の旨味が広がります。酸は比較的穏やかに感じ、口当たりスムーズですがぼやけた印象はありません。果実の旨味が素直に広がる印象です。タンニンは柔らかく荒々しさはなくマイルド心地良い味わいです。余韻は中庸で、果実の旨味と共に僅かにナッティーな風味や発酵食品の風味などが現われます。口当たりスムーズで、程よい濃縮感のあるチャーミングで優しくジャミーな果実の旨味が素直に広がるミディアムボディーで心地良いピノ・ノワールです。
2008年ヴィンテージコメント
アメリカンチェリー、プラム、アンズなどを思わせる果実香が主体、ミルキーな要素、ヴァニラ香、キャンディー、僅かに樽熟成から由来する木質香などを感じます。口の中にややジャミーな印象の優しい果実の旨味が広がります。酸は比較的穏やかですので、旨味の要素をより素直に感じることが出来ますが、ぼやけた印象はありません。口当たり優しく、タンニンも柔らかく尖ったところは感じません。ミディアムボディーでバランス良く、癒し系の赤ワインです。余韻も中庸で、後味にもジャミーな印象の果実の旨味が残ります。