リースリングとは?
リースリングの発祥地はドイツ・ライン川流域と言われ、中でもモーゼルとラインガウが2大産地とされています。そしてドイツに隣接するフランスのアルザス地方も古くからの生産地として知られています。高貴なブドウとされるリースリングは限られた冷涼な土地でしかその本領を発揮しないとされ、栽培が難しい品種と言われていますが、現在では南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどの新世界でも素晴らしいリースリングのワインが造られるようになってきました。リースリングの魅力は、多彩な顔を持つバラエティの豊かさ。極甘口から辛口、さらには発泡性があるものまでそのスタイルは白ワイン品種の中でも群を抜いて多彩です。そしてどのタイプでもバランスを失うことなく、リースリングらしいしっかりとした酸味を備えている繊細な味わいが特徴となっています。以前はやや甘口から極甘口で残糖を残して仕上げることが多かったリースリングですが、現在は辛口仕立ての高品質なワインが多く生産されています。そしてリースリングはシャルドネと異なり、アロマティックな品種であるため、その特徴を生かすために樽熟成は基本的に行いません。すなわち品種のもつ個性が素直にワインに現れており、テロワールの違いがワインに反映される大きな魅力となっています。この6本セットは世界各国の辛口仕立てのリースリング6種類が飲み比べられるお勧めなワインセットです。どうぞ高貴なブドウ品種「リースリング」の世界をお楽しみ下さい。