G.H.マーテル G.H.MARTEL
1869年に設立されたシャンパーニュ地方の老舗メゾン、G.H.マーテル社
ラブノー家が所有する1869年に設立されたシャンパーニュ地方の老舗メゾンです。現在自社で所有する畑は200haで、世界売り上げシェアは第5位を誇ります。この「コント・ド・ラモット」はエルネスト・ラブノー氏が60年前から手掛けているブランドで、ラブノー家の52区画の高品質なぶどうのみをセレクトして造られます。
現在では、小規模ながら優良生産者7社(Paul Louis Martin、Charles Orban、Comte de Noironなど)を傘下に収め、大手生産者と肩を並べる規模のメゾンを確立。年間200万ボトルを生産し、グループとしてフランス国内売上No.1のシャンパーニュ・ブランドという目覚しい躍進を遂げています。このメゾンは規模が大きいだけでなく、造られるシャンパーニュはどれも高品質として知られ、かつては高級フレンチとして知られる有名レストラン"マキシム・ド・パリ"のハウス・シャンパーニュとして採用されていた実績や、フランスで最も影響力あるワインガイド誌"ギィ・ド・アシェット"にもマーテル社のシャンパーニュが掲載されています。
プロワイエ・ジャックマール Ployez Jacquemart
3代目・女性醸造家が造る伝統のシャンパーニュ
プロワイエ・ジャックマールは家族経営のワイナリーです。1930年に夫婦それぞれのファミリーネームを取って名付けられました。現在は3代目のローレンスが引継ぎ、一族の情熱や伝統を守り続けています。ワイナリーはリュドに位置し、所有する畑は3.5ha。ピノ・ノワールとピノ・ムニエの一級畑と特級畑(リュド、マイィ、ヴィルドマンジュ、ヴェルチュス)を所有しており、シャルドネのみ30年付き合いのある栽培農家から特級畑のものを購入しています。
ほとんどの作業は手作業。品質を確かなものにするため、必要なときは間引き作業を行います。毎年厳しいルールを設け、最良の葡萄ができるようにしています。また、葡萄は品種ごとに手摘みで収穫され、費用は惜しまず最初に絞ったベストなジュースのみを使用します。ローレンスはすべての工程に対して細かい気配りをしています。葡萄果汁は発酵の前に1度ではなく2度落ち着かせます。ワインはタンクから別のタンクに移すことで酸素に触れさせ、軽い濾過をします。タンクだけでなく木樽でも熟成させます。ワイン造りには情熱を持って取り組んでおり、ワインを飲んでくれる方にその情熱が伝わってほしい、というのがローレンスの願いです。
ギ・チボー(レコルタン・マニュピュラン) GUY THIBAUT
シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランス地区のヴェルズネイ村に本拠を構えるレコルタン・マニュピュランです。ヴェルズネイ村はピノ・ノワールの栽培適地として知られており、シャルドネ主体のシャンパーニュに比べ、膨らみある肉厚の豊かなシャンパーニュが生まれます。家族経営の小さな生産者で、全てのアイテムを含めても年間18,000本の生産量でしかありません。ですからあまり世界的には知られていない掘り出し物的なシャンパーニュと言えます。1955年の創業と比較的新しいシャンパン・ハウスですが、現在は創業者のギ・チボー氏の甥にあたるクリストフ・レリッシュ氏が醸造を行っています。長男のクロード・チボー氏は現在アメリカ・ヴァージア州でスパークリングワインを造っています。