メドック地区の入り口部分にあるシャトー・ラ・ラギューヌは、メドックの中でも最も南にあり、ボルドー市に近い場所に位置しています。1855年にはメドック3級に格付けされ、その高い品質に注目が集まることとなりましたが、世紀の大戦や経済危機、そして1956年のひどい霜害によってシャトーは荒れ果てており、「3級の位置に戻すのは困難だろう」と言われていた時期もありましたが、
1958年、シャトーを改善すべく、新たにオーナーとなったジョルジュ・ブリュネ氏により、畑のブドウの植え替えが行われました。その後の1962年にシャンパーニュ・メゾンのアヤラ社により、ワインの品質が飛躍的に回復し、現在ではメドックでも有数の品質を誇るシャトーへ変貌を遂げました。
シャトー・ラ・ラギューヌは特にワイン評論家からの評価が高く、オフヴィンテージでもワインの出来が安定しているとして定評があります。