プイィ・フュメ ヴィラ・パウルス
マッソン・ブロンデレ
プイィ・フュメらしいキリッとしたミネラル感が特徴的!
新世界のソーヴィニョン・ブランとは一線を画すロワールの逸品!
柑橘系のフレッシュな果実味がストレートにに広がり
強くハッキリした酸と収縮するミネラル感を意識し、爽やかです。
一本芯の通ったハッキリした骨格を備えた
素晴らしいロワールのソーヴィニョン・ブランです。
マッソン・ブロンデレ Domaine Masson-Blondelet
マッソン・ブロンデレは7代にわたってワインを造り続けて来た家族経営のドメーヌで、南~南東向きの斜面に広がる21haの畑を所有しています。現当主のジャン=ミッシェル・ブロンデレ氏とその妻ミッシェル氏、彼らの子供2人を含む10人のチームで丹念にワイン造りを行っています。ジャン=ミッシェル氏は国税総局で働いた経歴を持ち、醸造を専門的には学んでいないものの、INAOの栽培家代表メンバー時代に栽培農家や醸造家との交流を通して多くのことを学びました。また彼は1992年から2015年までプイィ・フュメ生産者協会の会長を務めています。息子のピエール=フランソワ氏は栽培の勉強をした後、ラングドックやリューリー、ドイツ、ニュージーランドなどの他のワイン産地で経験を積み、現在ではドメーヌにおいて栽培・醸造の現場の指揮をとっています。
マッソン・ブロンデレでは3つの土壌から4種類のプイィ・フュメを生み出しています。石灰質土壌で育った葡萄から造られる「レ・アンジェロ」、キンメリジャン土壌の「ヴィラ・パウルス」、シレックス土壌の「レ・ピエール・ド・ピエール」、そしてキンメリジャン土壌の樹齢45~80年の樹の葡萄を使った「トラディション・クル」。プイィ・フュメ本来の火打ち石のニュアンスを表現するとともにそれぞれの土壌の違いを意識したワイン造りを行っています。
1980年には地上1階・地下2階の温度管理可能な醸造施設を建設。ワインに負荷を掛けないよう重力を利用したワイン造りを行っています。栽培においても1980年代からは化学肥料を使わず、有機農法で認められた肥料のみを使用しており、2002年からは除草剤と殺虫剤の使用もやめました。オーガニック認証は受けていませんが、土壌や動物たちを守るため薬剤散布を最低限に抑えた葡萄作りを行っており、環境や葡萄、飲み手や造り手に優しいワイン造りを心掛けています。