ブリュットより残糖分が高いセック(やや辛口)の表示です。
赤のスパークリングをブリュットに仕上げた場合、泡立ちとタンニンのバランス
が悪く、尖った印象を感じてしまうことがよくあります。赤のスパークリングワ
インで甘口が多いのはそのためです。しかしこのワインはやや辛口(セック)
でありながら、残糖分をまるで魔法のように調整して絶妙のバランスをとる
ことに成功しています。冷やしても美味しく楽しめる赤のスパークリングです。
食前酒あるいは食中酒として楽しめます。
■タイプ スパークリングワイン 赤 やや辛口 (Sparkring Wine)
■産地 フランス ブルゴーニュ (Bourgogne)
AOC ブルゴーニュ・ムスー
■ぶどう品種 ピノ・ノワール 100%
■生産者 ルイ・ピカメロ
■製法 シャンパーニュ方式(瓶内二次醗酵) 瓶熟成最低9ヶ月
麦ちゃんテースティングコメント
やや色の濃いガーネット色からルビー色の外観。泡立ちは強めで、非常に
細やかで、持続力があります。フランボワーズやチェリーを思わせる果実香、
カラメル香、ミルキーな風味、イースト香、ミネラルの風味などを感じます。
口の中に、チェリーのジャムを思わせる果実の旨味が広がります。強めの
泡立ちですが、クリーミーで口当たりスムーズです。適度な酸を感じ、ブリュ
ットより残糖分が多いので、辛口ですが柔らかくバランス良く心地良い味わ
いです。適度なタンニンがあり、僅かに収縮するものを感じますが、あくまで
もクリーミーです。爽やかでもあり、ピノ・ノワールらしい優しい果実の旨味を
たっぷり感じることが出来る良質な赤のヴァン・ムスーです。余韻は中庸で、
後味にも優しい果実の旨味が残ります。
麦ちゃん評価 3.9~3.95点