3代目・女性醸造家が造る伝統のシャンパーニュ
プロワイエ・ジャックマールは家族経営のワイナリーです。1930年に夫婦それぞれのファミリーネームを取って名付けられました。現在は3代目のローレンスが引継ぎ、一族の情熱や伝統を守り続けています。ワイナリーはリュドに位置し、所有する畑は3.5ha。ピノ・ノワールとピノ・ムニエの一級畑と特級畑(リュド、マイィ、ヴィルドマンジュ、ヴェルチュス)を所有しており、シャルドネのみ30年付き合いのある栽培農家から特級畑のものを購入しています。
ほとんどの作業は手作業。品質を確かなものにするため、必要なときは間引き作業を行います。毎年厳しいルールを設け、最良の葡萄ができるようにしています。また、葡萄は品種ごとに手摘みで収穫され、費用は惜しまず最初に絞ったベストなジュースのみを使用します。ローレンスはすべての工程に対して細かい気配りをしています。葡萄果汁は発酵の前に1度ではなく2度落ち着かせます。ワインはタンクから別のタンクに移すことで酸素に触れさせ、軽い濾過をします。タンクだけでなく木樽でも熟成させます。ワイン造りには情熱を持って取り組んでおり、ワインを飲んでくれる方にその情熱が伝わってほしい、というのがローレンスの願いです。