2011年ヴィンテージコメント
(2018年7月25日試飲)
カシス、プラムのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、黒糖、ナッティーな風味、木質香、燻し香、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、大地のイメージ、動物的ニュアンス、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に香ります。口の中に程よい濃縮感ある果実味が豊かに広がります。程よい酸とミネラルに富み、骨格のしっかりしたメリハリある味わいです。タンニンは程よいものがありやや収縮感がありもあすが、熟成により丸みを帯び、荒々しいところはなくあくまでもシルキーです。余韻は長く、果実の旨味と共に僅かですが苦味と収斂性が後味に残ります。複雑で豊潤な香りに包まれ、程よい濃縮感があり複雑味を伴った果実味が心地よく広がり、熟成により丸みを帯びシルキーで柔らかい飲み頃を迎えたボルドーワインです。