ラ・フォル・ノワール・ダンバ
ドメーヌ・ル・ロック
ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】
フランス南西地方AOCフロントンの注目すべき生産者による
ネグレット100%で造られるフローラルでスパイシーな
華やかで力強さも備えた個性的な1本!
濃縮感ある果実味に溶け込むフローラルな風味が特徴的
比較的豊かな酸と程よいタンニンを感じ
スパイシーでしっかりした骨格を備えた独特な風味を感じる1本です。
ドメーヌ・ル・ロック Dom. Le Roc
リブ家の兄弟が立ち上げたワイナリー
ドメーヌ ル ロックは、南西地方のAOCフロントンの中心、ガロンヌ川とタルン川の間に位置する家族経営のドメーヌです。この土地の土着品種ネグレットを中心に、個性的なワインを手掛けています。38haの畑を所有し、年間約15万本のワインを生産しています。ドメーヌは1980年代にジャン-リュック リブとフレデリック リブの兄弟によって設立されました。1974年に兄弟の祖父がセラーと畑を購入しましたが、彼らの父親の時代まではフロントンの協同組合に葡萄を売っていました。兄のジャン-リュックは父と一緒に畑で働いていました。フレデリックが醸造学の勉強を終えて大学を卒業し、フロントンのいくつかのワイナリーで働いた後、兄弟は、協同組合を離れて自分達のドメーヌを設立することを決意しました。初めて二人が造ったワインのファーストリリースは1986年です。それから30年以上にわたり、ジャン-リュック、そしてフレデリックと彼の妻カトリーヌを中心にずっと家族経営でワイン造りを行ってきました。数年前からは、フレデリックとカトリーヌの末娘のアンヌ、ジャン-リュックとフレデリックの甥のグレゴワールが加入しました。ジャン-リュックは引退し、ドメーヌはフレデリックとカトリーヌ、アンヌ、グレゴワールが共同で経営しています。
弊社では、ドメーヌ ル ロック(当時はシャトー ル ロック)のワインを、1999年~2005年にかけて輸入していました。ジャン-リュックが手掛けていた頃のワインは濃密で力強いスタイルで、その当時も高品質ではあったものの、やはり知名度の低さからなかなか定着せず、残念ながら継続を断念しました。それから数十年が経ち、彼らのワインをもう一度取り扱うことは出来ないだろうかとコンタクトをとりました。当時、18haだった畑面積は2倍以上、38haにも広がり、新たなラインナップが増えていたこと、また新たな世代であるアンヌとグレゴワールが活躍していることを知りました。そこで、彼らのこだわりのワインをテイスティングし、もう一度挑戦する価値があると判断しました。栽培を担当するグレゴワール、醸造を担当するアンヌという新たな世代が入ったことで、ジャン-リュック時代のパワフルなスタイルとは異なり、より現代的でソフトな質感、味わい深さが感じられるスタイルに変化しています。
「父の時代からの変化についてはたくさんの理由がありますが、一番はやはり気候変動が挙げられます。ワインのアルコール度数は、20年前より1.5%は上がっています。それはつまり、ワインのバランスが変わってしまったということです。父は醸造に関することについて全て教えてくれるので、父とたくさん話をして、毎年新しいことにチャレンジするようにしています。4年前には、葡萄の梗を残して醸造してみたところ、新しい味わいが生まれることが実感できました。今も色々なことを試行錯誤しています」と、アンヌは話してくれました。