ジェラールとナタリー・キュイセ夫妻が1986年にシャトーを購入しました。リュットリゾネ栽培から始まり、現在ではビオディナミ 栽培に取り組んでいる有機農法の生産者です。低収穫量は当然のことで、厳選されたブドウで醗酵されたワインはその後ミクロヴィラージュでゆっくりと酸化熟成されます。シャトー・ミオドーは27ヘクタールあります。その内の殆どに白の品種が植わっています。
ビオ・ディナミ(バイオダイナミックス)
ビオ・ディナミとは有機栽培の延長線上にある特殊な農法で、ヨーロッパを中心に、今や一大ブームとなっています。
この農法の根底はオーストリアの社会哲学者ルドルフ・シュタイナーの理論で、月の満ち欠けや、正座、天体の動きに合わせて葡萄の植樹や剪定、収穫時期を決めたり、肥料も 独特なものが使われます。
非常に神秘的な農法ですので、多くの議論を呼んでいますが、この農法を実践する生産者に非常に秀逸な生産が数多くいることは驚くべき事実です。ブルゴーニュのドメーヌ・ルフレーヴやドメーヌ・ルロワ、ローヌのシャプティエ、ロワールのニコラ・ジョリーなどの生産者がそれです。