ギョーム・ゴネはシャトーヌフ・デュ・パプのドメーヌを営むゴネ家の3代目オーナー兼醸造家。ゴネ家は1600年頃からシャトーヌフ・デュ・パプに居を構える歴史ある家系です。ボルドー、ブルゴーニュ、ナパ・ヴァレー、ニュージーランド、オーストラリアの著名なワイナリーでワイン造りを学んだ後、ローヌの家族へと戻り家業を継ぎました。2006年にオーストラリア人の妻ケリーと夫婦で自らの名前を冠したブランドを始めました。シャトーヌフ・デュ・パプに畑を所有し、各地区の優良なブドウ栽培家と協業しながら、シャトーヌフ・デュ・パプのワインを中心に、南ローヌ地区のアペラシオンのワインを生産しています。
2015年にシャトーヌフ・デュ・パプに畑を購入し、現在は15haを所有しています。有機農法もしくはサステナブル農法を実践し、全てのブドウは手摘みで収穫します。醗酵では培養酵母は用いず、全て天然酵母でのみ行います。醸造中や瓶詰め前の酸化防止剤の使用も最小限に留めています。樽の使用を極力避け、抽出は穏やかに行うことにより、ローヌ南部のブドウ品種とその土地の個性を最大限に表現しながら、彼の造る全てのワインで上品さ、バランス、繊細さを目指しています。