フランス語で“小修道院”という意味のプリューレと、以前オーナーであったアレクセス・リシーヌ氏の苗字を取って名付けられているのがシャトー・プリューレ・リシーヌです。その名前が示すとおり、もともとはたった4haの土地で修道院のミサ用に細々と作られていたワインが評判となり、市場に出回り人気を博すようになった、そんなエピソードが残されています。多くの砂利が堆積し、マルゴー地区の格付けシャトーの畑が集まる“カントナックの丘”の上にある畑は、マルゴーの中でもトップクラスです。アレクセス・リシーヌ氏はこのシャトーへ多大な投資を行い、近年にはサンテミリオンの有名醸造家であるステファン・デュルノンクール氏がコンサルタントになったことで、一段とその品質は向上してきています。