シャトー・ラ・ドミニクはサンテミリオン第1特別級の「シュヴァル・ブラン」と「ラ・コンセイヤント」の隣という素晴らしい場所にあり、石灰質の砂利と砂を含んだ粘土質からなる土壌から、2つの隣人を交配させたような素晴らしいワインを生産しています。2006年からヴァランドローのオーナーが運営し、このワインは、クレマン・ファイヤ氏の頃のボトルとなります。1969年にラ・ドミニクを買った所有者のクレマン・ファイヤ氏は、畑(1956年の霜害で完全に壊滅状態であった)と醸造設備に多額の資金を投じました。また、非常に尊敬されているリブルヌのエノロジスト、ミシェル・ロランの助けを借り、彼にラ・ドミニクの醸造とエルヴァージュを監督してもらっています。その結果、豊かな色合いで、強烈な超然的なブドウの完熟感があり、ふくよかでフルボディのワインが造られています。各ヴィンテージには新樽が50%使われており、それが絶大な効果をあげており、あまり出来がよくなかった醗酵槽のワインや若いブドウ樹のためにセカンド・ワインを導入したことも、質をいっそう向上させることとなりました。