2010年ヴィンテージコメント
(2019年11月16日試飲)
カシス、ブラックベリー、干しプラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、ミルクチョコレート、ナッティーな風味、燻し香、木質香、胡椒などのスパイス香、大地のイメージなどが複雑に豊かに香ります。口の中に程良い濃縮感ある果実味が香りから想像するような複雑味を伴い豊かに広がります。心地よい酸とミネラルを感じ、メリハリがありしっかりとした骨格を感じます。タンニンは強めですが熟成により丸みを帯び、あくまでもシルキーで荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味と共に様々複雑味が後味に長く残る印象です。豊潤で複雑な香りに包まれ、濃縮した果実味に樽熟成から由来する風味と様々な複雑味を伴い豊かに広がり、熟成により丸みを帯び、飲み頃に入ったイメージの右岸らしいふくよかな1本です。今飲んで美味しく楽しめます。