2011年ヴィンテージコメント
(2018年10月12日試飲)
アメリカンチェリーのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、黒糖、木質香、燻し香、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に濃縮感ある果実味がスパイスの風味と様々な複雑味を伴って豊かに広がります。アルコールを強く感じ、ボリュームがあり、程よい酸と強いミネラルを感じ、骨太で力強く骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めですが、熟成により丸みを帯び、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に、スパイスの風味や様々な複雑味と僅かに苦味と収斂性が心地よく残ります。凝縮感ある旨味豊かな果実味が様々な複雑味とスパイスの風味を伴って心地よく広がり、ボリュームがあり力強く骨太ですが、あくまでもシルキーで柔らかく余韻の長い素晴らしいパプです。今後の熟成も大いに期待出来る1本です。